狙撃兵の背後にいるのはヤヌコーヴィチではない、新政権内の何者か


ウクライナ情勢については「ロシアの声」だけが頼りです。日本や欧米のメディアが報道しない(できない)記事満載。


NHKによれば、ロシアはウクライナに不法軍事介入している、ということですが、違法クーデターの黒幕は欧米側であることが明らかになりつつあります。

キエフでは多くの市民が虐殺されていますが、犯人は新欧米の新政権内部の指導者に雇われたスナイパーによる犯行だったようです。


「ロシアの声」より:

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_06/268247910/
エストニア外相:狙撃兵の背後にいるのはヤヌコーヴィチではない、新政権内の何者か

キエフでどういった狙撃兵が集会参加者と治安維持部隊の職員を殺害したのかについて、ウクライナ新政権は客観的な事実捜査を行うことを避けている。この事実について、エストニアのウルマス・パエト外務大臣はキャサリン・アシュトンEU外交上級代表との会談で明らかにした。ふたりの電話会談を録音した音源はインターネット上で公開され、パエト外相自身も音源が本物であることをすでに認めている。
先日キエフで起きた騒乱では正体不明の狙撃兵らによって100人近くが殺害されている。民主派の反体制勢力はこれをヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領の仕業と非難した。ところがこのパエト外相とアシュトンEU外交上級代表の電話会談は、騒乱を支持する西側サイドもこのヤヌコーヴィチ犯人説の信憑性を疑っていることを示している。
エストニアのパエト外相は、「あらゆる証拠から、狙撃兵に殺された人々は警察と集会参加市民の両方の側におり、同一の狙撃兵によって殺害されたことがわかる。写真も撮られており、医師らの証言もある。やり口も同じ、使われた弾丸も同種のものだ。このことから狙撃兵の背後にいるのはヤヌコーヴィチではなく、新連合の何者かが操っていることがますますはっきりしてきた」と語っている。
このパエト外相の話に劣らず注目をひくのはアシュトン代表の答えだろう。アシュトン代表はパエト外相に対し、ウクライナ新政権は捜査の実施を約束したと伝え、自分は新政権には、5月25日に予定の大統領「選挙まで、持ちこたえる」よう励ましたと語った。このことから、パエト外相の伝えた狙撃兵についての情報、そして新政権と狙撃兵との関係はアシュトン女史にはなんの関心も驚きも呼ばなかったかの印象を受ける。これはつまり、ウクライナ新政権を支持する欧米の友人は、自分の庇護する者らが悪くいわれるのを聞きたくないのか、それとも、狙撃兵らが本当は誰の命令で集会参加者と警官を銃殺したのか、あまりにもよく知っているのかのどちらかを意味する。
 対テロ特殊部隊「ベルクート」の職員らが捕らえられ、暴行、拷問を受け、殺されていったことについて西側およびウクライナのマスコミはほとんど何も報じなかった。だが国粋的武装戦闘員らがやらかしたことは隠蔽しきれない。プーチン大統領は先日のインタビューのなかで、キエフの地域党の本部では、技術職員が武装戦闘員らによって殺害されている事実を指摘している。技師のザハロフは地域党とはなんら関わりを持っていないにもかかわらず、本部の建物の入り口で殺された。もうひとりの技師は地下室に放り込まれ、「モロトフのカクテル」の入った瓶(火炎瓶)を一緒に投げ込まれて生きたまま火に焼かれた。 「これも民主主義の現れだというのか?」プーチン大統領はこう問いかけている。
 西側マスコミが報じようとしなかった動画もある。動画にはウクライナのとある国粋主義的組織のリーダーが登場し、新しい秩序を確立するため、近日中に手下の戦闘員をクリミアだけじゃない、ロシア領内にも送り込んでやるぞと豪語していた。
このような事実は西側のマスコミの関心を惹かない。だがクリミアや、ウクライナでもロシア人が人口の大半を占める地域ではこれはよく知られている。この地域の人々がこんなウクライナに暮らすことに嫌気がさし、ロシアに保護を求めたことは、そんなに驚くに値するだろうか。

●Разговор Урмаса Паэта и Кэтрин Эштон / Talk Urmas Paet and Urmas Paet
http://www.youtube.com/watch?v=30Vg4wDFmh4