矢作直樹(やはぎ・なおき)さんの「人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-」を読んでみました。
人は死んだらどうなるか?
この究極の疑問に現役の臨床医がその答えを探るちょっとスリリングな本。
以前、或る知人に薦められていた本でしたが、ほったらかしにしてました。最近この本が気になりジュンク堂で買って通勤の行き帰りで読了。
先日カミさんの父(88歳)が亡くなり、四十九日も無事終わってほっとしていたところで、死について身近に感じたことがきっかけとなり、この本に導かれた感じ。
脳内のお花畑に蝶々がヒラヒラ飛んでいるようなスピ系(スピリッチャル系)の本は苦手ですが、この本は救急医療現場(東大病院)で激務をこなす現役の臨床医の実体験に基づく本来の「科学的」な観点による地道な考察に好感が持てる。
これまで、死んだらそれですべてがお終いだぁ〜・・・などと漠然とおもっていましたが、そんなアサハカな考えは今日限り改めます。
肉体が朽ち果てたのちにも、肉体とは異なる何か存続する「もの」がある。
これは、我が敬愛するベルクソン、そしてベルクソンの哲学を生涯研究しつづけた小林秀雄の見解(たとえば「感想」)にも通じる。
旅の恥はかき捨て的なこれまでの自堕落な生活を反省し、こんな生活から足を洗って悔い改めます(+_+;)\パコッ!
(矢作先生の本はその後4〜5冊出ているようですが、すべてゲットしたところ。これからじっくり検証する予定。)
【参考】
●東大教授・矢作直樹さんインタビュー(1)救急の現場から霊や神を語る
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72823
- 作者: 矢作直樹
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