杉浦千里という方の博物画図鑑「美しきエビとカニの世界」。
自在置物というジャンルで精力的に製作活動をされている満田春穂(みつたはるお)さんのブログ(http://m-haruo.sblo.jp/)で紹介されていた本。
満田春穂さんは芸大の金属工芸出身の彫金作家。金属という素材を使ってエビやカニはもとより昆虫や蛇などを超微細かつ忠実に作り上げる自在金属工芸の天才。
●満田春穂さんのサイト
http://m-haruo.com/
この本は予想通り息をのむほど美しい博物画である。写真よりもリアルで美しい。日本には江戸時代から西洋博物画に勝るとも劣らない博物画の伝統があるようです。このあたりは荒俣宏さんが詳しい。
エビやカニに興味のある人、否、生物の形態に興味のある人は必見。
弊ブログとしては、沖縄に棲息するヤシガニに注目したい。
面白いのはこのヤドカリの中身ってこんな風になってたのですね。形態はヤシガニに似ている。
高校生の三男はこのヤドカリ君を見て一言、「キモっ!」。語彙力が貧弱(・。・)ぷっ♪