東京裁判

 東京裁判のことは意外と知られていない。この本によってはじめてその実態を垣間見ることができた。61年前に2年6ヶ月の期間と27億円の費用(当時)をかけて遂行された世紀の空前絶後の「裁判」。これはあらゆる意味において裁判とは言い難い、裁判に名を借りた戦勝国による敗戦国に対する見せしめの儀式でありリンチであった。日本人弁護士の清瀬一郎氏とアメリカ人弁護士のブレークニー氏には脱帽。極めて不利な状況のなかでのすばらしいディベートを展開してくれた。もう一度彼らの気概に学びたい。

東京裁判はでっちあげだった ~ディベートから見た東京裁判~

東京裁判はでっちあげだった ~ディベートから見た東京裁判~