俳句

 ときどき俳句っていいなと思います。仕事の合間に毎日、清水哲男の「増殖する俳句歳時記」を覗いています。
 最近掲載された気に入った明隅礼子さんの句。
 小鳥来るはじめて話すことばかり
 「小鳥来る」は秋の季語で秋に渡ってくる鶫(つぐみ)や鶸(ひわ)のような小さな鳥たちであり、作者のおなかの赤ちゃんに語りかけている句。とても素敵な句でジーーンと来ました。
 胎の子の四方は闇なり虫の夜
 しゃぼん玉はじめて遠くへ行くつもり
 はらはらと麒麟は青葉食べこぼし