謎の豪族−蘇我氏

 やはり、蘇我氏が気になる。天皇をも凌ぐ力を持っていた蘇我氏がなぜ一夜にして滅亡したのか。日本史の教科書には、蘇我氏は逆賊として書かれている。蘇我氏ほど悪名を伝えられた豪族も珍しい。でも聖徳太子蘇我氏であり、蘇我氏は日本古代史において大和政権の発展に最も寄与したのではないか。
 昨日、ふらふらと書店を散策していて目に飛び込んできたのが、水谷千秋さんの「謎の豪族、蘇我氏」(文春新書)である。電車の中で一気に読んだ。

謎の豪族 蘇我氏 (文春新書)

謎の豪族 蘇我氏 (文春新書)