認知的流動

 恵那峡にてインスピレーション。認知的流動によってカップリングが自発的かつ創造的に行われるようになった。このカップリングの異常が分裂病ではないか。これはベルグソンの運河のネットワークに異常が生じることでもある。また、澤口俊之らの研究によれば、ドーパミンのレセプターの異常がこれらの症状を生じさせた。「万物の潜在的知覚」としての無意識に通路が開かれること。これは中枢によって「広大な潜在的な知覚の野を限る」ことによって外部からの無秩序な影響に運河が作られ、行動の有効性が保証されるという状態に亀裂が生じ、再度、無秩序の世界を呼び込むという極めて危険であるが、創造的なメカニズムが出現した。これが原生人類に生じた劇的な変化である。栗本のいうスイッチ。伊勢史郎のいう快レバー装置の脳内装着。
 イメージとしては、運河の氾濫、あるいは運河Aと運河Bとが短絡したりネットワーク化するイメージか。