赤澤威(あかざわたける)の「ネアンデルタール・ミッション」はすばらしい。シリアの洞窟でネアンデルタールの2歳児の人骨を発見。ほぼ完全な骨。赤澤さんのネアンデルタールへの思い入れは理解できる。現生人類との関係やネアンデルタールが埋葬や炉床の文化をもっていたこと。もし、ネアンデルタール人が象徴的な文化をもっていたとすれば、そのような彼らがなぜ突然絶滅したのか。赤澤がいうように、縄文人が弥生人に吸収されたようにネアンデルタール人が現世人類に吸収されたということか。しばらくネアンデルタール人に潜入したい。
ところで、石器とはいったい何か。道具、美術工芸品、あるいは用途のないX。