伊勢史郎再読

 伊勢史郎を再読。遺伝子の複製とミームの複製。遺伝子の複製に限定された行動がネアンデルタール人の生活ではなかったか。ただし、ネオテニー化した遊びや好奇心に駆動された行動はネアンデルタール人にもあったのではないか。そうでなければあのような緻密な石器製作技術はあり得ない。一方、ミームの複製は過剰行為であって、これは認知的流動のスイッチが入った原生人類にのみ可能となった。