今回のことは、トランプ氏の一世一代の大仕事であり、最後の王手でもあったと思います。
まず、イスラエルを内的に制圧し、あたかもそれが変わっていない風を装ってイスラム国を挑発。すわ第三次世界大戦と思わせるも、実際はイスラム国の核施設の爆破が目的。それが達成されるなら、イスラム国によるイランの支配は終えるとの目算。
とどめのバンカーバーストが3発でしょうか、打ち込まれたイランは重要なものはすべて持ち出していたので、何の痛手もない、と発表しましたが、ならば、その後にアメリカ発の調停案に前向きになるのは不自然。本当は核施設は破壊されたのでしょう。なので、調停案を飲むしかなかった。
イラン国内で高まっている、これまでの宗教支配、男性支配に憤りを覚える女性はほぼ全員、男性も相当数いたと思われます。一度パーレビ国王の時代に自由の風を浴びた女性たちが、その後40年以上も古い慣習と強くもないのに強がる男たちに蹂躙されていたのですから、その怒りは本気で凄いと思います。
操作されていると思われる本物でないネタニヤフ氏が、イラン国民にたいして、「私たちはイラン国民の敵ではありません、みなさん、現政権を倒してください」というのを聞いて、ネタニヤフ氏とその背景も明確になり、この戦争の構造が見えて来たわけです。
核を持たせない・イスラエルとイランが対立する構図を根本から消し去る、、、この二点が、もうすぐ達成されると思われます。
そうなるとイスラム国イランの体制はおそらく維持できず、民主主義に近い体制になり、もしかしたらパーレビ三世が戻ることになるかもしれませんが、民衆に今更パーレビ王朝を求める声も弱いでしょうから、せいぜい、有力国会議員になる程度で、一派をこしらえることになると思います。
すでにトランプ氏の影響範囲内にあるイスラエルは、今後縮小し、核も廃絶した形となって、以前のような、小国となって、アラブ人とユダヤ人が仲良く暮らす平和な地に戻っていくことになると思われます。
両方の背後にいたイギリスは立場を失い、ヨーロッパの隅で小さく生きていくこととなり、ナトーの弱体化は必然でロシアサイドによるウクライナ戦争は終結を迎え、残るところはさて、どこでしょう。
戦争による時代運営を行ってきた組織や人にお金を出し続けていた国、日本が最後に残るわけです。いよいよの段階がこれから始まることになるでしょう。私たち個々人がこれまでの歴史認識を改めることが大切で、そうでないと、どこに、誰に投票したらいいかがわからなくなります。
DS制作をすすめたい人、そうでない人で、わけると本当はいいのですが、そこまではっきりするには、もう何回かの選挙が必要になるかもしれません。