今回のコロナは2009年の新型インフル(H1N1)によく似ている(池田信夫)

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新型コロナは2009年に流行した新型インフルエンザ(H1N1)によく似ている。このときもWHOが「パンデミック」と認定して全世界で警戒態勢がとられた。日本でも一斉休校などの措置がとられたが、秋になって消えてしまい、厚労省は「過剰反応だ」という批判を浴びた。なぜ消えたのだろうか。
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ところがコロナで大騒ぎが続いているのは、欧米の被害が大きいからだ。H1N1の死亡率は最大のアメリカでも3.96人だったが、COVID-19は20.4人と5倍になっている。この騒ぎが逆輸入されて、日本でも緊急事態宣言が出されたわけだ。

では新型インフルも新型コロナも、日本ではなぜこんなに死亡率が低いのだろうか。それは感染症研究所の資料でも「よくわからない」と書いているが、表をみるとアジアの死亡率が低かったことがわかる。今回ほど劇的な差ではないが、これもBCG接種が関係している可能性がある。

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