ビタミンAにも催奇形性あり?

アビガンの催奇形性を喧伝する人々がいますが、ビタミンAにも催奇形性あり?

ビタミンA
とり、豚、牛などの肝臓、うなぎ、鮎といった家畜および養殖魚内臓に多く含量されることで知られています。これは、これらの飼料に多く含まれていることに起因しています。多量に摂取することがなければ、過剰症を引き起こす危険性は無いとされています。催奇形性はビタミンAの代謝産物である、レチノイン酸によることが解明されてきました。その欠乏症は、易感染性を惹起すると報告されています。現在、先進諸国では容易にサプリメントとしてビタミンAが手に入り、食品からの摂取も加わり、過剰摂取になる危険性が問題となっています。胎児の奇形としては、耳の形態異常が報告されています。また、緑黄色野菜に含まれている、カロテノイドは、ビタミンAを生成することで知られていますが、その効率は種類により大きく異なり、また限界もあります。ビタミンAでは過剰摂取が問題となるため、サプリメントで補給するよりも、緑黄色野菜からの摂取が推奨されます。

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