新元号「令和」には深い意味がありました

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国書である万葉集を典拠とする元号であると誇らしげに発表していましたが、実は元ネタの出典(原典)は、中国後漢の詩人であり科学者でもあった張衡(ちょうこう)という人の『帰田賦』の中の「於是仲春令月 時和気清」。


張衡は、中国古代の地震計として知られる「地動儀」を作ったり、円周率の近似値を算出した科学者であり、中国の切手にも登場する著名な人物だそうです。

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この詩人であり科学者は、「晋」王朝の時代の「安」帝に仕えたらしい。これがポイント。

ここで「安」と「晋」が出てくるのは偶然でしょうか(・。・)ぷっ♪



元ネタのこの張衡の『帰田賦』という詩の内容は、

安帝の乱れた治世にうんざりして田舎に帰るときに詠んだ詩。

安帝のおかげで酷くなった都会はいやだ、お先真っ暗、昔はよかった。

こんな状況で、読んだ詩が新元号のもともとの原典だったとは・・・・


知れば知るほど、すばらしい元号ではないでしょうか。


ちなみに、原典から万葉集に至る変遷は以下の通りです。

張衡「帰田賦」(AD78-139) ←晋王朝の安帝の時代の人物
   ↓
王羲之「蘭亭序」(AD353)

昭明太子「文選」(AD501-531)
   ↓
大伴家持万葉集」(AD759)
   ↓
安倍晋三「令和」(AD2019)


以上、岩上安身さんのツイッター記事を参考にさせていただきました。深謝。


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