FBIのジェームズ・コミー長官が、10月28日、ヒラリー・メールの犯罪捜査(investigation)の再開を連邦議会に通知した、これが例のオクトーバーサプライズだったようです。投票まで10日を切った。
この報道に対して、ヒラリーは相変わらず強気のようです。しらばっくれるのが、この方のいつものやり方です。もしトランプが大統領になれば、自分がこれまで手を染めてきた国家犯罪の数々が暴かれ、投獄されることが分かっているので、もう必死です。
●Hillary Clinton News Conference on FBI investigation (C-SPAN)
ソエ爺(副島隆彦)は、重たい掲示板の最新記事で、このオクトーバーサプライズでトランプの勝利が確実になったと言ってます。しかし、不正選挙(rigged election)、集票マシーンの違法操作(voter fraud)だけは、心配している。
なにしろ、各州の投票所で稼働する集票マシーンは、なんと、ヒラリーをコントロールしていたことがウイキリークスでばれてしまったジョージ・ソロスの会社の機械だったのですから(メンテナンスもソロスの会社がやる)。
トランプは、今のアメリカの以下の3つの悪を退治すると約束している。
1.マスメディア(テレビ、新聞、ただし除くFox Channel)の偏向報道。
2.世論調査会社(pollsters、ポールスター)。ウソの支持率の発表を、この一年間、ずっとやり続けている。
3.ロビイスト(lobbyists 、政治利権あさり人間ども、ワシントンに巣喰っている。元官僚とか元下院議員とか。日本あやつり班のアーミテージやマイケル・グリーンもここに入る)。
[2029]FBIがヒラリー・メールの再捜査を開始。これでトランプの勝利が確定した。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2016-10-29 13:53:35副島隆彦です。今日は、2016年10月29日です。
私は、昨日まで、一週間、中国に行っていました。 中原(ちゅうげん)の、古都の 洛陽(らくよう、ルオヤン)の、古代の遺跡の辺(あた)りを、どうしても行って自分の目と体で、見たかった。 行って、良かった。本当に勉強になった。このことは、あとの方で書きます。
以下の記事のあるとおり、米大統領選挙は、トランプの勝ちが決まった。ヒラリーは、大敗どころか、そのあと逮捕、投獄されることが、これで決まった。学問道場の会員たちよ、喜んで下さい。
投票日まで、あと10日だ。もう歴史の歯車は、後(あと)には退(ひ)かない。
FBIが、ヒラリー・メールの犯罪捜査(インヴェスティゲイション 、investigation )の再開を28日の早朝に、決定した。そのことを知らないで、アイオワ州の会場に向かっていたヒラリーたちは、飛行場で飛行機から降りて来るときに、現地で待ち受けた、報道陣のカメラの砲列と記者団から、「新しいヒラリー・メールが出て、FBI が、捜査を再開しましたが、クリントン候補、どう考えますか」の質問が飛んだ。が、ヒラリーは、動揺したまま顔を強張(こわば)らして、無言で車に乗り込んだ。
飛行機の中では、Wi-Fi ( ワイファイ) が使えないので、地上との交信、連絡が取れなかった。 「どうして、こんな時間にFBIは 。と、ヒラリー陣営は激怒している」と、アメリカのテレビ局各社は、報道した。
今朝の ABC以下、すべての主要な、“腐(くさ)れ” wicked 主要メディアは、報じた。昨日、27日のアメリカの東部の現地時間で、朝の10時ぐらいのことだ。 日本では、28日の夕刻である。
NHKを含めた日本のテレビ局と主要新聞の、動揺も激しい。朝日新聞は、今朝の朝刊で、小さな記事で書いた。日経新聞は、ついに一行も書かなかった。「クリントン氏に追い風、優勢」 と、恥知らずにも書いている。
人間は、急には態度を変えられない。自分たちの大失策を簡単には認めない。「たいした事実ではない。まだまだ、ヒラリーが優勢だ」と、バカ丸出しで、アメリカの 腐れメディア(体制主流派、エスタブリリッシュメント)に追随している。
(転載貼り付け始め)
「 FBI、クリントン氏メール問題の調査再開 選挙戦に打撃 」
AFP=時事 2016年10月29日(土) 3:56配信
米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が、国務長官時代に私用電子メールサーバーを使っていた問題で、連邦捜査局(FBI)は10月28日、「関連すると思われる新たなメールが見つかったことを受け、調査を再開した」と明らかにした。選挙戦をリードする同氏への大きな打撃となる。
FBIのジェームズ・コミー(James Comey)長官は、上下両院の各委員会委員長に宛てた書簡で、一連の新たなメールに機密情報が含まれていたかを判断する「適切な調査」をFBIが行うと説明。さらに、これらのメールが「調査に対して持つ重要性を評価」する意向を示した。
FBIは以前にもクリントン氏の私用メール問題を調査していた。が、今年7月6日に、「違法行為の証拠はない」として、調査の終了を発表していた。コミー長官は新たなメールについて、「前回の調査とは無関係の事案と関連して見つかった」と説明している。
米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、新たなメールの存在は、クリントン氏の側近であるフーマ・アベディン(Huma Abedin)氏と、その夫のアンソニー・ウィーナー(Anthony Weiner)元下院議員が所有していた電子機器が押収されたことにより明らかになった。
民主党所属のウィーナー氏は、インターネット上で女性とみだらな写真を交換していた事実が発覚したことにより下院議員を辞職した。現在、15歳の少女と性的なメッセージを交わした疑いで、FBIの捜査対象となっている。
大統領選をクリントン氏と争う共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、今回の発表にすぐさま反応。10月28日に、ニューハンプシャー(New Hampshire)州マンチェスター(Manchester)で開いた集会での演説で、国務長官在任中に私用メールサーバーを使用したクリントン氏には大統領の資格はないと批判した。
一方、クリントン陣営の選対部長を務めているジョン・ポデスタ(John Podesta)氏は、コミー長官の(議会宛の捜査を再開するとの)書簡に激しく反発し、調査に関する詳細な情報の公表を要求した。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上のとおり、FBIが、内部からの大きな突き上げもあって、「このままでは、自分たち国家警察が、国民から捨てられる。冗談ではなく激しい批判に晒される。自分たち捜査機関自身が、汚れた役人集団で、証拠が挙っているのに捜査をしないことで、証拠隠滅(しょうこいんめつ)、犯罪妨害で、ヒラリーたちの犯罪への共犯者になってしまう」と、激しく危機感を募らせて、それで、コーミーFBI長官を動かした。
これは、米大統領選挙で、早くから言われてきた、まさしく、これが、オクトバー・サプライズ October surprise だ。これが、10月27日に起きた、ということだ。
このことは、アメリカでは、トランプの大勝利の確定だが、日本では、言論者予言者(よげんしゃ、predictor 。 天や神の言葉を伝える 預言者 prophet プロウフェットとは違う)を自称してきた 副島隆彦の勝利だ。
会員の皆さんは、今からでもいいから、私が書いて出した『トランプ大統領 とアメリカの真実 』(日本文芸社、7月1日刊)と、 『 Lock Her Up ! ロック・ハー・アップ ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社、 10月20日刊) を買って読んで下さい。 今から、この2冊の本は、ベストセラー・リストに入り直して、全国でたくさん売れるでしょう。
ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up ! ロック ハー アップ
日本人は、アメリカの洗脳にあって、日本の大メディア(テレビ、新聞)が、アメリカの手先をやり過ぎて、かつ、安倍晋三政権という愚劣な連中が、アメリカに屈従する奴隷政権であるために、「目と耳を塞(ふさ)がれて」身体障害者のようにされている国民だ。
2016年10月28日のトランプの演説(1時間2分ごろから、ロック・ハー・アップの大合唱が聞こえます)
副島隆彦です。 今日から、どんどん、「ヒラリ−、トランプの 支持率の変化」で、「トランプ氏 逆転が、起きた 」と、態度の変更を始めるだろう。
それでも、この恥知らずのポールスター (世論調査会社)と、メディアの 変節、居直り、急激な態度変更を許してはならない。さて、来日(10月26日から28日)したフィリピンの ドゥテルテ大統領の、立派さを見よ。私、副島隆彦は、ドゥテルテ大統領のような人間に、自分もなりたい。 私、副島隆彦が、日本のトランプ であり、 日本の ドゥテルテである、 と、 はやく周りの人たちから、言われるようになりたい。
他に、この重要な役割を果たす人間が、この 腰抜け、金玉抜かれ野郎どもの、背骨を、アメリカにたたき折られたままの、日本人に中から、出てこないのなら、私が、その役目を果たす。
ドゥテルテは、日本で、バカ野郎の、ヘコヘコ人間の、安倍晋三と会談したと、在日のフィリピン人経済人たちの会合で、27日に、「アメリカは、フィリピン人を、パンを投げれば、くわえて戻ってくる犬ように扱ってきた。
フィリピンには 何もいいことはなかった。アメリカと、経済的にも、軍事的にも、関係を絶つ 」と言い放った。私、副島隆彦は、この言葉を、中国のテレビで見ていて、泣いた。
「フィリピン人の尊厳と誇りを傷つけてきた者たちを許さない」 と、 ドゥテルテは、言った。 私は、この男を大統領に選んで、団結して、国家の再生と隆盛を誓っているフィリピン国民を、深く尊敬する。
それに比べて、なんだ! この 日本という国は。なんでこんなにヒドい国のままなのだ。 世界の大きな変化を自覚しない。 惨めで、哀れな、アメリカの属国、従属国をまだ、続ける気か。このままいつまでも、属国の奴隷のままなのか。
たったのひとりも、本当の気概(きがい、ヴァーチュー virtue 根性) を持った人間が、現れない。 日本が独立国家であることを、真に実現するための国民運動が、小沢・鳩山政権を、2010年に、叩き壊されたときに、無くした。
私は、東南アジアでは、フィリピンだけは、嫌いだった。穢(きたな)くて、貧乏で、犯罪ばかりで、マニラのマカティ地区という、高級で、防衛してある地区にだけ、日本人の企業の駐在員どもが集まって住んでいる。貧困層、貧民層が山ほどいるフィリピンを嫌ってきた。
だが、ドゥテルテという偉大な指導者を、頭に押し立てて、これからフィリピンは、急激に変わるだろう。 優れた指導者が出現して、指導者のずば抜けた頭脳と剛胆な実行力を、民衆、国民が、支えて、一致団結したら、その国は、大きな成長をとげる。
今、世界が大きく、変わり始めている。このことを感じ取ることが出来ない、理解できないような、頭の悪い人間どもは、滅びてしまえ。 私たちの学問道場は、日本で、一番、勘の鋭い、敏感な人間たちの集まりだ。それを引っ張っている私、副島隆彦の能力に対する信頼がある。私たちが、細々(ほそぼそ)とでも頑張り通さなければいけない。
それでも、28日の、ニューハンプシャーでの、トランプの演説では、2万人を集めた集会で、「FBIのコーミーたちが、ヒラリーたちの犯罪捜査を再開したと決定したが、まだ、安心はできない。悪党ども (スペイン語で、onbley ? とかいう bad people のことだしい) がまだ残っている。あいつらは、何をするか分からない。
ヒラリーたちは、追い詰められて、ゴロツキ ( mobsters モブスター)たちをカネで雇って(ひとり日当150ドル )私たちの集会を破壊しに来ている」 と、 演説した。
トランプは、気を引き締めている。投票日まであと10日だ。 私、副島隆彦は、不正選挙、rigged election 、集票マシーンの違法操作、voter fraud だけを、今も心配している。
今のアメリカで本当に悪いのは、
1.大メディア (テレビ、新聞 除くFox Channel )、2.世論調査会社( pollsters 、 ポールスター)。ウソの支持率の発表を、この一年間、ずっとやり続けている。
3.ロビイスト ( lobbyists 、政治利権あさり人間ども、ワシントンに巣喰っている。元官僚とか元下院議員とか。日本あやつり班のアーミテージやマイケル・グリーンもここに入る) だ。 この3つを、トランプは、首都ワシントンから大掃除する、撃滅する と、アメリカ国民に約束している。
オバマとミッシェルの黒人大統領夫婦も、だんだん醜悪になってきた。自分たちの責任が、トランプによって暴かれることになるから、必死で、大嫌いのヒラリ−を連日、応援している。バカじゃないか。黙って、じっとしていて、「我、関せず」で、自分だけ逃げを打てばいいのに。
このあと、唯一残された、不正選挙で、集票マシーン (大悪党の ジョージ・ソロスの会社の機械、メンテナンスもやる)を 操作できなくなれば、確実にヒラリーの負けだ。大敗だ。
現に、アメリカ各地で、選挙管理員会の前で、数百人のトランプ派が集まって、「不正選挙を許さない」と、監視を始めている。そして、ヒラリー派のゴロツキたちとぶつかって、警官隊が中に入って、小競り合いになっている。それらの報道は、それぞれの地方のテレビ局でしか放送されない。
もし、不正選挙=集票マシーンの違法操作 が、行われて、「トランプへの投票が、ヒラリーの方に盗まれて計算される」機械が、動き出していることが、暴かれたら、その時は、それこそ、民主政治 democracy への挑戦であるから、トランプ派の激高する人々は、銃を持って立ち上がるだろう。 私、副島隆彦も、義勇兵( ぎゆうへい、 volunteer ヴォランティーア) となって日本からその戦いに参加する。
だが、どうやら。トランプの大勝となりそうだ。 もう、後戻りできない。ヒラリーは、捕まる。そして裁判に掛けられて刑務所送りだ。その際の訴因(そいん)を、何にするか、で、4通り、あると、 私の「ヒラリー逮捕」本に書いた。 そこを読んで下さい。
その内容は、私が、次に出す、「アメリカのトランプ時代の幕開け」本で、詳しく吟味することになる。その処理の仕方によっては、私は、トランプを非難しなければならなくなるだろう。
「隠すな。ヒラリーが破壊した、ヒラリー・メール 3.3万通(すでに復元してある)をすべて、公開せよ。そして、アメリカは、犯罪国家(クライム・ステイト)として、正しく国際社会から、処罰を受けよ」と、私、副島隆彦は、書くだろう。
トランプの支持率は80%ぐらいある。アメリカの50の全州でだ。ヒラリーは、15%ぐらいだ。これを、「ヒラリー 46%、 トランプ 38%。 ヒラリー優勢」「世論調査会社の発表によると」と、逃げられるようにして書き続けた、日本の新聞、テレビも、恥を知れ。その責任を、そろそろ取らせてやる。
「どうせ、ヒラリーが勝つんでしょ。副島隆彦ってバカだなあ」と、言ってきた連中も、覚悟せよ。お前たちの、愛国者を気取りながら、アメリカの手先をやり続けた、その歪んだ精神に向かって、木刀の一撃を食らわしてやる。私の目の前に現れてみよ。
ヒラリー支持派を自認してきた者たちは、よっぽどの確信犯の者たち以外は、もう、投票所に行かないだろう。 そうすると、この大統領選挙の結果は、どうなるか。今から、よーく考えておくべきだ。
さて、 ここから、 私は、昨日までの自分の中国調査旅行のことを書かなければいけない。が、もう疲れた。 そのうち、書きます。
私は、中国の古代の王朝の地である、洛陽(らくよう、ルオヤン)に、この年になってようやく行けた。その感慨がある。 中国文明の始まりである 夏(か)の国(帝国、王朝)が、洛陽のはずれ、二里斗(にりと)遺跡にある、と知っていた。その辺りと、そばまで行けた。
殷墟(いんきょ)=商(しょう)の王朝があった安陽(あんよう、 鄴 ぎょう)には行けなかったが、殷=商の王朝の前の、夏(か)の帝国が、やはり、洛陽のはずれに有ったことを、確認して、嬉しかった。紀元前 2070年に 始まった(建国)という考古学上の決定もあった。これは世界的に学界で認められている。
それから、魏晋(ぎしん)南北朝 の、 魏(あの 三国時代の 魏の曹操=そうそう=)も、北魏(ほくぎ)の都も、ここだった。 それから、西晋(せいしん、司馬懿の司馬氏)も。そして隋唐(ずいとう)時代も、ここだ。長安(ちょうあん、今の西安 シーアン)には、2回行って、それなりに自分の 古代中国の帝国史(王朝史)は、体で、分かったと、思っていたが、どうも、気分がよくなかった。
本当の中国の中心は、やはり、洛陽だった。漢民族(ハン・レイス)が、一番素晴らしかった宋(そう、北宋)も、この洛陽なのだ。 南の開封(かいほう、汴=べん=)が、北宋の都となっているが、どうも、洛陽でもあったようだ。 そして、金(きん)が、攻めてきて、北宋が潰れて、南宋(なんそう)は、紀元(中国では公元、と言っている)1200年代からは、南の杭州(こうしゅう、ハンジョウ)に作られた。
このときから、一千年間、洛陽は、歴史の闇に埋もれていったようだ。9王朝というが、本当は、13王朝の首都(帝都)だった。
秦の始皇帝(BC221年に初めての皇帝を始めた )も、その前から周(しゅう)、そして、春秋戦国の時代も、咸陽、鎬京 (長安の郊外)も、どうも洛陽が分からないと、分からない。 唐の3代、高宗のの奥様に収まった、則天武后(そくてんぶこう)は、洛陽に都を移した。690年だ。そして、天皇(てんこう。)を、自ら名乗った。この天皇(てんこうを、日本国は、泥棒してきて、天皇(てんのう)を、名乗り始めたのだ。
隋(ずい)の煬帝(ようだい)も、洛陽にいた。日本の 王、アマタリシヒコ =聖徳大王=蘇我馬子・入鹿 大王 は、この楊堅(ようけん)の子、2代皇帝、煬帝に朝貢したのだ。
三国時代の 魏の 曹操(そうそう)に、この洛陽にいたのだ。なーんだ、ここに居たのか、と改めて感動した。そして、王宮があったのは、今、洛陽博物館が立っている、まさしく、この場所あたり、だと、教えられた。
それから、洛陽は、1000年間、埋もれて忘れ去られた。日本の奈良の都の南の、明日香(あすか)の里が、忘れ去られて、1000年間、ほったらかしにされたことに似ている。私が、16歳の時、今から47年前に、ひとりで、明日香を訪ねたときでも、草深い農村地帯だった。ほとんど観光地としては整備されていなかった。そんなものだ。歴史の勉強というのは。
洛陽(300万人の都市) の他に、鄭州(ていしゅう、チョンチョウ)に行けた。ここが800万人の大都会だ。河南省の商都だ。 ここには、安陽の殷墟(いんきょ、商王朝)よりも前の殷=商の 遺跡(商代遺址) がある。 ここから、はるかに、泰山(たいざん、秦安)、曲阜(きょくふ、孔子の故郷) までを感じることができた。今の上海は、
もう4年前のバルブが頂点で、落ち着いていて、超高層ビルの建設も終わっていた。ここには、歴史はない。三国時代の孫権(そんけん)の呉(ご)の国だ。その南の杭州と、紹興(しょうこう。ここは魯迅の故郷。ここが、越=えつ=の国の首都だった) だから、日本人は、今でも、呉越同舟(ごえつどうしゅう)、と 四面楚歌(しめんそか)とかを習って知っているが、それが、中国のどこにあったのかを、誰も探求しない。
私は、自分の人生の60年を掛けて、こうやって、ようやく、東アジアの歴史の中心地に行くことができた。自分の臍(へそ)を確認しに行った気になって、深く納得して安堵(あんど)した。
副島隆彦 拝