2月14日の夜は、やはりチェット・ベイカーが聴きたくなりますよね。
昨年の暮れに三男坊がこの映画を友達と見にいって、いたく感動してたようです。
●映画『ブルーに生まれついて』予告編
以下、三男坊のブログ記事を転載させていただきます。
とは一体誰なのか。
友達に映画見に行こうと誘われて、スターウォーズでも行くのかと思ったら、どうやら大きな映画館ではやっていない映画らしい。
ということで新宿の角川シネマへ。
その映画の題は
「ブルーにうまれついて」
http://borntobeblue.jp/sp/index.htmlジャズ界で一世を風靡した白人のトランペッター、チェット・ベイカー
の人生を描いた話。チェットベイカーが誰かも知らない俺。
見に行こ!といいつつも、よく分かんないし、、と消極的な自分もいましたが、、、
鑑賞後は、誘ってくれた友達、そして見に行くと決意した自分、にただただ感謝しました。。
めっちゃ面白かった。。
まず、内容。
主人公がヘロイン中毒でドン底に落ち、そこから女性に出会い、立ち上がっていく話。
ラブストーリーとしても楽しめるし、色々考えさせられもしました。
プラス上映中に出てくる音楽が良すぎる。。
あと個人的に考えさせられたのは
天才アーティストと薬物。。
内容についてあんまり言うとネタバレなのであれですけど、
薬物問題は一言で語れる話ではないんだなぁと思いました。。
あとは予備知識があったらもっと違った見方も出来たのかな。
今日見てた人も結構年齢層高めで、きっとファンの人が沢山見にきてたんだと思います。
まあ自分は後で、ベイカーさんについて色々調べたり、YouTubeで生の演奏聴いたり笑
しばらく浸ってしまいました笑
新しい世界を知れました。
バレンタインデーは、 もともと、269年にローマ皇帝の迫害によって殉教した 聖ヴァレンティヌス(英語読みはバレンタイン)に由来する記念日です。
当時、ローマでは、2月15日はルペルカリア祭という豊作を祈願する祭日でした。
ルペルカリア祭の前日(2月14日)に若い娘たちは自分の名前を書いた札を桶に入れ、祭りの当日、男たちが桶から札をひいて、ひいた男と札の名の娘が、祭りの間パートナーとして一緒にいる習わしでした。
そして、そのまま結婚するというのが一般的だったのです。
しかし、若い兵士の結婚は認められていませんでした。
なぜなら、若い兵士が愛する人を故郷に残した状態では士気が下がってしまうからです。
そんな中、キリスト教司祭であるバレンタインは、密かに兵士と恋人をかくまって結婚させていたのです。
この行為によりバレンタインは捕らわれてしまいました。
その頃のローマではキリスト教は異端の宗教として迫害されていたこともあり、見せしめのために、ルペルカリア祭の生贄としてバレンタインは祭りの前日(2月14日)に処刑されました。
その後、キリスト教徒の間ではバレンタインが聖人に列せられ、処刑された日を恋人たちの日としてセント・バレンタインデーとなったのです。
初めてチェット・ベイカーを知ったのは大学時代。
FM東京で油井正一さんのアスペクト・イン・ジャズの「チェット・ベイカー・ストーリー」でした。
「アスペクト・イン・ジャズ」の懐かしい油井さんの声。
●アスペクト・イン・ジャズ 1977年12月7日(水)
http://www.youtube.com/watch?v=MC1uWPycAYk
油井さんのアスペクト・イン・ジャズの冒頭で流れているのは、ジェリー・マリガンの「プレリュード・イン E マイナー」ですね。
原曲はショパンのこの曲↓です。いい曲です。
●Frédéric Chopin - Prelude in E-Minor (op.28 no. 4)
https://www.youtube.com/watch?v=ef-4Bv5Ng0w
話がずれました。
チェット・ベイカーの聖バレンタインでした。
チェット・ベイカー(Chet Baker)はトランペッターでありヴォーカリスト。1988年5月13日満58歳で没。↓は死去の前年の東京での演奏。
マイ・ファニー・バレンタイン。
●CHET BAKER - My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=UOEIQKczRPY&feature=related
これ↓は1959年の歴史的な画像。
●Chet Baker - My Funny Valentine (live 1959)
http://www.youtube.com/watch?v=LwQ_raCs8Wg&feature=related
この↓かすれたペットの音がたまらん。
●Chet Baker My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=WPkCbIa1hmg&feature=related
かすれの美学といえば、やはりマイルス・デイビスのミュートをつけたペットで酔ってしまう。
・・と思ったけれど、マイルスのYouTubeが無くなってるので、CHRIS BOTTIというマイルスに影響を受けたトランぺッターのマイ・ファニー・バレンタインをどうぞ。なかなかいい。
●MY FUNNY VALENTINE-----CHRIS BOTTI
http://www.youtube.com/watch?v=M51UqyWpYko
ではみなさま、素敵な聖バレンタインの夜を!