稀勢の里・明治神宮にて奉納土俵入り


まことに慶賀すべきニュース。


あらためて、72代横綱、おめでとうございます。


日本出身19年ぶりの快挙。(「日本出身」という表現がちょっとおもしろいですよね)


土俵入は、「雲竜型」とのこと。




ますますの活躍をお祈り申し上げます。



●新横綱稀勢の里の土俵入り!(明治神宮から実況中継録画)



●72代横綱 稀勢の里 明治神宮で奉納土俵入り
1月27日 16時09分 NHK

大相撲の72代横綱に昇進した稀勢の里が、東京の明治神宮で奉納土俵入りを行い、ファンの前で初めて、「雲竜型」の土俵入りを披露しました。




稀勢の里は27日午後、明治神宮で、はじめに横綱推挙式に臨み、日本相撲協会八角理事長から「品格力量抜群に付 横綱に推擧す」と書かれた横綱推挙状を受け取りました。

続いて、26日の綱打ちで作られた、真新しい純白の綱を引き締まった表情で受け取りました。

このあと、稀勢の里は初代・若乃花の三つぞろいの化粧まわしと、綱を締め、太刀持ち田子ノ浦部屋の弟弟子の高安、露払いに松鳳山を従えて、奉納土俵入りを行いました。

緊張した表情の稀勢の里は、攻めと守りの両方を備えると言われる「雲竜型」の土俵入りを、ファンの前で初めて披露し、右手を斜め前に出しながら体を起こす、せり上がりを堂々と力強く見せました。

およそ1万8000人が訪れた明治神宮の境内は大勢の人で埋め尽くされ、稀勢の里に「日本一」と声援を送ったり、しこを踏むのに合わせて、「よいしょ」と、大きな掛け声をかけたりして土俵入りを見守り、大きな拍手をおくっていました。


「感謝の気持ち込めた」

稀勢の里は「無事に終えてよかったです。たくさんの方に見てもらえて、うれしかったし、ありがたかった」と心境を語りました。

そして、初めてファンの前で披露した雲竜型の土俵入りについて、「感謝の気持ちも込めて、一生懸命やった。メリハリよく、力強く、指先からつま先まで神経を通わせることを意識して、しっかり集中してやった」と、力強く話していました。

そして、横綱昇進に関する、さまざまな行事があった、この1週間を振り返り、「こんなに濃い1週間は15年間で初めてだし、一生忘れられない1週間になった。横綱としての責任も、ますます強くなっていくと思うし、これからだと思う」と、気を引き締めていました。


八角理事長「最初にしては立派」

奉納土俵入りを見届けた日本相撲協会八角理事長は「来て下さった皆さんが、うれしそうに応援している姿を見て、感慨無量です。大相撲に携わってきて本当によかったなと感動した」と振り返りました。

そして、自身も横綱北勝海として行っていた雲竜型の土俵入りの出来栄えについて、「私は緊張していた。最初にしては立派なもので腰がちゃんと割れていた。腰が割れているからこそ相撲も強いし、足腰が柔らかいからせり上がりもスムーズでした。今後、続けていけば稀勢の里の土俵入りができてくる」と話しました。

そのうえで、「期待されているというのを本人も実感したと思うが、これを重荷にしないで励みにして、精進してもらいたい」と今後への期待を寄せました。


集まった人 歴代2位の多さ

大相撲の72代横綱稀勢の里が奉納土俵入りを行った明治神宮には、1万8000人が詰めかけました。

日本相撲協会によりますと、これは58代横綱千代の富士の時の1万人を大きく上回り、65代横綱貴乃花の時の2万人に次ぐ多さだということです。