大統領選挙まで1週間を切ったところで、トランプの支持率がヒラリーを逆転したとの報道。
とっくの昔にトランプが優勢だったのに、米マスメディアは、今頃になってようやく重い腰を上げて「衝撃の逆転」などといっている。
●トランプ氏支持率、クリントン氏を逆転 衝撃の世論調査結果
2016年11月02日 06:13 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月2日 AFP】
1日に発表された米大統領選の最新世論調査で、共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の支持率が、民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官を逆転したとの衝撃的な結果が明らかとなった。
米ABCニュース(ABC News)と米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が行った同調査では、トランプ氏の支持率が46%、クリントン氏が45%だった。クリントン氏はこれまでの選挙戦で長くリードを保ってきたが、私用メール問題での捜査を米連邦捜査局(FBI)が再開したことが悪影響を及ぼしたもようだ。
ただ識者らは、単独の世論調査に重きを置き過ぎないよう注意を促しており、特に支持率の開きが誤差の範囲内である場合には結果をうのみにすべきではないとの見解を示している。
政治情報サイト「リアルクリア・ポリティクス(RealClear Politics)」がまとめた世論調査結果の平均では、クリントン氏はトランプ氏に対し引き続き2ポイントリードしている。
また米大統領選では、州によって勝者が獲得する票数に偏りがあることから、クリントン氏勝利の公算は現在も圧倒的に大きいままとなっている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の統計モデルでは、クリントン氏が88%の確率で勝利すると予測。一方、信頼性の高さで知られるウェブサイト「ファイブサーティーエイト(FiveThirtyEight)」は同氏勝利の確率を74%としている。(c)AFP
以下はロイターの報道。
●米大統領選、トランプ氏支持率がクリントン氏を逆転=WP/ABC
http://jp.reuters.com/article/us-election-poll-idJPKBN12W55N
[1日 ロイター]
- 米ワシントン・ポスト(WP)/ABCの最新の世論調査によると、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏と民主党候補ヒラリー・クリントン氏の支持率が逆転した。
10月27日─30日に実施された調査によると、トランプ氏の支持率が46%、クリントン氏は45%でわずかながらトランプ氏が上回った。