NHKが放映した「911自作自演説」を否定する番組を見てみました

最近(3月29日)NHKが放映した「911自作自演説」を否定する番組がYoutubeにアップされていたので見てみましたが、予想通り、ひどい内容でした。

以下の動画がそれです。(いずれ削除されると思いますが、とりあえず載せておきます。)

陰謀論の闇に迫る
https://www.youtube.com/watch?v=hr-Ip7_hxEg


911自作自演説=フリーメーソン陰謀論者=病的な人々


ポイント(論点)を少しずつシフトさせていきながら、

911自作自演説は、社会や人生に不満を持っている病的な人々による思い込みにすぎないので注意しましょう」

という結論に誘導する番組構成。


さらにこの番組の巧妙なところは、911自作自演説を主張する人の変な言動をとらえて、
「ああ、やっぱり変な人たちが言っている説なんだ」
と思わせるところ。


正当な共同謀議論(conspiracy theory)の中にヘンチクリンな主張(トンデモ陰謀説)をまぜこぜにすることによって、まともな共同謀議論全体をエセ陰謀論に変質させる巧妙な仕掛けが仕組まれている。

この番組では、トンデモ陰謀説として、たとえば「フリーメーソン陰謀論」が使われています。

盥(たらい)の水と一緒に赤ん坊まで流してしまおうという、そんな悪意を感じさせる番組です。

パックンという人気外国人タレントを起用しているのも気になります。(パックンは、先日の米大統領選に関するNHKの番組で、ヒラリー・クリントンを擁護するような発言をしているのを見て、アレッと思ったことがありましたが、やっぱり・・という感じです。)


NHKは、潤沢な資金を利用して、ときどきこのような大衆洗脳番組を作るので要注意です。


ところで、この番組では、飛行機が突入していないのになぜか倒壊した3つめのビル(WTC第7ビル)については、触れられていない。


当時の米国政府のNIST(国立標準技術院)の報告書では、この3つめの倒壊ビル(WTC第7ビル)は「火災」(ビル内の家具類の延焼)によって倒壊した、と報告しているのみ。(アルカイーダが制御倒壊させたとも言っていない。)


欠陥建築物でない限り、普通のビル火災で鉄筋高層ビルが自由落下のように数秒で倒壊することはありえない。


工学的・建築学的にありえないことが9月11日に起こったので、良心ある建築家や工学者たちが再調査のために立ちあがったのです。(これについては以下↓の弊ブログ記事参照)

WTC第7ビル倒壊の謎に迫る
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20160430


NHKの番組は、この重大な問題をスルーしている。


NHKによれば、911の真相究明のために立ちあがった彼ら彼女ら良心的な建築家や工学者たちは、みんな「病的な人々」になってしまいます。