ロシアの民族楽器・バラライカ

今日はバラライカについてメモしておきたい。

バラライカはロシアの代表的な民族楽器である。



ロシアの楽器・バラライカ物語

ロシアの楽器・バラライカ物語

ロシアの楽器・バラライカ物語

  • 作者: ユーリー・エフセーエヴィチ・バラーノフ,北川つとむ,広瀬信雄
  • 出版社/メーカー: 新読書社
  • 発売日: 2001/04/10
  • メディア: 単行本
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民族楽器バラライカ (ユーラシア・ブックレット)

民族楽器バラライカ (ユーラシア・ブックレット)

民族楽器バラライカ (ユーラシア・ブックレット)

バラライカ(ロシア語: балалайка、ラテン文字表記の例:balalaika, balalajka, balalayka)は、ロシアの弦楽器のひとつ。よりロシア語の発音に近付けてバララーイカとも。
バラライカはロシアの代表的な弦楽器である。ギターと違い、共鳴胴が三角錘形をしているのが特徴。現在の形は19世紀の末に、ロシアの音楽家ワシーリー・ワシーリエヴィチ・アンドレーエフ達によって改良・完成された。バラライカにはいくつかの種類があり、音の高いほうからピッコロ・プリマ・セクンダ・アルト・バス・コントラバスなどがある。これらは独奏をはじめ、合奏やバラライカ・オーケストラに用いられ、このうち最もよく演奏される物はプリマである。
弦は3本で、プリマの場合は1弦から順にミ−ミ−ラと、低い2弦を同じ高さで調弦する。場合によっては別の調弦を用いることもある。1・2弦はナイロン弦、3弦は金属弦を張る。奏法は、主に右手の指で弾いて演奏される。


三角形のボディー(共鳴胴)と3本弦。これ以上簡単にできないギリギリの素朴さを体現した楽器。



弦が3本しかないところは、日本の三味線に似ていますが、三味線のように撥(バチ)は使わず、あくまでも指で演奏する。だから、より身体に密着した微細で多彩な音楽表現が可能になるのかもしれませんね。



まず有名なロシアの愛唱歌カリンカ」(Калинка)の演奏。(題名の「カリンカ」とは、樹木のガマズミやその近縁種を意味するロシア語「カリーナ」(калина)の指小形であり、いわば「ガマズミさん」「ガマズミちゃん」といった意味)

●"Kalinka" - Yurij Vrodlivec, balalaika
https://www.youtube.com/watch?v=gxFoXkl8dCk



巨大なバラライカもあります。バス・バラライカ。でかい。
●Moscow Nights - 2010 Lotus World Music & Arts Festival
https://www.youtube.com/watch?v=xF9_1leIMhY#t=102



ギターとの合奏もなかなかいい。ジプシーの歌。
●Mardjandja (Gypsy song)
https://www.youtube.com/watch?v=GYoARAfEVLA



チャーミングなロシア女性による古い素朴な民謡の演奏が気に入った。
●На Огородной слободе - Подружка моя
https://www.youtube.com/watch?v=_BdV6td2buc



ところで、いまロシアでは、アレクセイ・アークヒポフスキー(Alexey arkhipovski)というバラライカ演奏家が超人気。

なお、「アレクセイ・アークヒポフスキー」は英語表記ですが、ロシア語表記ではАлексей Архиповский(アレクセイ・アルヒポーフスキー)。


天才的な超絶技巧と多彩な表現力には心底驚きます。

彼の演奏を聴いてバラライカという楽器に魅せられました。



以下、アレクセイ・アークヒポフスキーのYouTube動画をいくつか載せておきます。

●Alexey arkhipovskiy Excellent Eastern video arkhipovskiy
https://www.youtube.com/watch?v=KraHDApZ4y4#t=62


●Вот это так шпарит, на балалайке
https://www.youtube.com/watch?v=GzZGFj7bReY



これ↓は2時間にわたるロシアでの演奏会の模様。高画質で指の動きもよくわかるすばらしい動画です。

●Алексей Архиповский - Дорога Домой
https://www.youtube.com/watch?v=MnQUSDN1xEQ