笹子トンネル事故の前に集中的に「修復」されていた?


2月6日付けの東京新聞によると、昨年12月の笹子トンネル天井板崩落事故の前に天井からつり下がる天井板などを支えるアンカーボルトが、落下場所近くで事故前に集中的に補修されていたらしい。この修復工事が行われた日時は不明とのこと。

なんだかあやしいですね。


サンチュウさんのブログ記事より:
●【笹子トンネル天井板落下事故】「ボルトやコンクリート自体の強度に問題はなかった」
http://ameblo.jp/uhauhaoasd1/entry-11466169243.html

「九人が死亡した中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故で、天井からつり下がる天井板などを支えるアンカーボルトが、落下場所近くで事故前に集中的に補修されていたことが、中日本高速道路名古屋市)が国土交通省に提出した資料で分かった。」
「天井板の落下は、原因を追究する国交省の調査検討委員会の調査でボルトやコンクリート自体の強度に問題はなかったことが判明。ボルトを穴に埋め込むときに穴の内部に装填(そうてん)し、コンクリートとボルトをつなぐ接着剤の強度に問題があった可能性が高まっている。」

テロの可能性は?
衆目は、テロの可能性を排除していませんよ。

過去にトンネル天井板落下事故は聞いたことがなかったのですが、昨年12月衆院選直前(公示2日前)に限って起きました。


●笹子トンネル ボルト補修跡652カ所 
東京新聞 2013年2月6日 13時59分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013020690135922.html
 九人が死亡した中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故で、天井からつり下がる天井板などを支えるアンカーボルトが、落下場所近くで事故前に集中的に補修されていたことが、中日本高速道路名古屋市)が国土交通省に提出した資料で分かった。
 中日本や補修に関わった業者がボルトの不具合を以前から把握していた可能性があるが、中日本は「建設段階か、点検で見つかって補修したのか、記録が残っていないので分からない」と説明している。
 昨年十二月の事故後、中日本が事故のあった上り線を緊急点検して補修の事実が判明、計六百五十二カ所に上った。落下場所は東京側から千六百メートルの地点で、ここから東京寄り数百メートルの範囲で約二百カ所を集中的に補修していた。
 補修内容は六百五十二カ所のうち、本来の位置にボルトの穴はあるもののボルトが埋め込まれておらず、近くに別の穴を開けてボルトが埋め込まれていたのが十二カ所あった。
 このほか、本来の位置にボルトは埋め込まれているものの、近くに別のボルトが追加で設置されていたのが二百七十五カ所。L形の金具で正規と違う方法でボルトを補修していたのが三百六十五カ所あった。
 天井板の落下は、原因を追究する国交省の調査検討委員会の調査でボルトやコンクリート自体の強度に問題はなかったことが判明。ボルトを穴に埋め込むときに穴の内部に装填(そうてん)し、コンクリートとボルトをつなぐ接着剤の強度に問題があった可能性が高まっている。
 鈴木猛康山梨大教授(防災工学)の話 記録が残っていないという中日本高速道路の言い分は信じ難く、事実隠蔽(いんぺい)の可能性を考えざるを得ない。補修したボルトが、崩落現場付近に集中していたのであれば、点検で補修すべき箇所が複数見つかったにもかかわらず、特に劣化が激しい箇所にだけ手を入れたのではないか。きちんと保守点検した上でデータを蓄積させていれば、事故は予測できたはず。中日本高速は道路管理者として、あらゆる情報を迅速に出し、再発防止に努めるべきだ。
 <笹子トンネル天井板崩落事故> 昨年12月2日午前8時ごろ、山梨県大月市中央自動車道上り線笹子トンネルで天井板が約130メートルにわたり崩落。車3台が下敷きになり9人が死亡した。事故後の点検で上り線は約1200カ所の不具合が判明。中日本高速道路は同29日に対面通行で仮復旧した下り線に続き、2月8日には全面開通させる予定。山梨県警は関係者を事情聴取するなどして捜査を進めている。


【追記】
「ニュースの真相」ブログでもこの記事に触れている。

●笹子トンネル崩落事故と衆議院選挙の関係
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20130208/1360253037

笹子トンネルの崩落事故と言えば、
2012年12月16日の衆院選の選挙戦の最中に起きた事故として記憶に新しいと思います。

この事故のおかげで、自民党が掲げる『国土強靭化計画』。
10年間でで総額約200兆円をインフラ整備にバラまくという、
バラマキ政策が、何となくヨシとされてしまった訳ですよね。

つまり、もうインフラなんて完全に整っていて、
バラ撒くところなんかドコにもない日本という国家に
選挙前の絶妙のタイミングで「バラ撒く必要ありますよ!」と語った事件。

もっと言えば、この事件で・・・

衆議院選挙の争点が、消費増税・TPP・原発再稼働から、公共投資に少しだけ向かった
・インフラ整備=景気対策なんていう、時代錯誤の自民党の政策がマシに見えるようになった
・金がないと増税を決めた直後に、今度は金をバラ撒くという分裂症政治がウヤムヤになった
・CIA統一協会付属安倍晋三ちゃんが、多少マトモに見えるようになった
さてさて、結局何が言いたいのかと言うと・・・

コレ、「事故前に集中的に補修」されていたんじゃなくて、
衆院選前に落ちるように、集中的に細工されていた』って事ですよね?

東京新聞さーん!
またまた、素晴らしい真実を報道してしまったようですので、
米国配下の国税部隊の調査には、くれぐれも注意してください!