昨夜のNHKニュースで、ボーイング787のリチウムイオン電池の熱暴走の原因は、ユアサの電池自体ではなく、電池の「外部」(つまり配線ミス?)の問題だったかもしれない、という報道がありましたね。
配線ミスの可能性については、すでに冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ)氏が、今回の一連の事故はボーイング側の配線ミスの可能性があると分析している。
●「ボーイングによる最終組立における配線のミス」の可能性が高い(冷泉彰彦)
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20130122
1月29日付けのウォールストリートジャーナルの記事によると、GSユアサへの厳しい調査の結果、ユアサの電池自体には問題は見つからなかった。
ということは、今回の複数回にわたる熱暴走の原因で一番疑わしいのは、冷泉彰彦氏の推測する通りボーイング社にあるのではないかと考えられる。
日本のメーカーではなく、ボーイング社を徹底的に調査してくださいね。
2013年 1月 29日 15:40 JST
●787型機の電池の製造元GSユアサの調査終了―問題見つからず
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324829004578271002126663478.html
日本の国土交通省は28日、米航空機大手ボーイングの新鋭旅客機787型機「ドリームライナー」の運航停止を受けて着手した事故原因調査のうち、カギとなる電池問題に関する調査を終えたが、原因への手掛かりはつかめなかったことを明らかにした。