横田めぐみさんと金正恩(飯山一郎)

昨日観たフォスター・ギャンブルのドキュメンタリーDVD「Thrive」の感想を書こうと思っていたけれど急遽変更。

この本、飯山一郎氏の新著『横田めぐみさんと金正恩』(三五館)を読み始めたところで、今日の陽光堂主人さんのブログを読んでビックリ仰天した。
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日本人拉致事件の黒幕は米国だった。そして、三島由紀夫の割腹自殺はこのことに関連していた。


以下、ポイントだけメモしておきます。


●この本の内容は、三代目の金正恩の本当の母親は拉致された横田めぐみさんだというもの。

●今回のこの本の異例な緊急出版・販売促進の背景には、三代目金王朝体制を支える側近集団を中心とする、日朝関係の正常化を急がせたい勢力の強い思惑があり、その勢力の意図によって広められている。(著者の飯山氏は拡販には関わっておらず、出版を承諾しただけらしい)

●これに関連して、背後で動いているのは北朝鮮横田めぐみさんが、北朝鮮のロイヤルファミリーとなっているのであれば、日本は強硬姿勢で臨むわけには行かない。日朝国交正常化の契機となる可能性がある。

●しかし、もともと拉致事件の黒幕は米国だった。

●昭和45年11月25日の三島由紀夫の市ヶ谷での割腹自殺(この日のことはよく覚えている)は、「拉致問題」が原因だった。その背後に米国がいる。そして、日本政府は拉致に協力した。この時は佐藤栄作が総理大臣で、保利茂官房長官中曽根康弘防衛庁長官でした。三島由紀夫がこの事実を直接自衛官から聞いたのが割腹自殺の1年前。

●つまり、日本人拉致事件の黒幕は米国であり、日本政府はそれに協力していた。自作自演だったってことか。これでは、日本政府が当初、拉致問題の解決に無関心、不熱心だったは当然だ。

●ただし、横田めぐみさんの拉致については、別の思惑もある。めぐみさんが正恩の母親ではとの認識が日本国内に浸透すれば、拉致問題に対する日本の国内世論が激変し、拉致問題が霞む。

●めぐみさん拉致問題の真相は、金王朝の正統性を担保するため、本家日本の由緒ある高貴な血筋を受け継がせるため彼女に白羽の矢がたてられたことにある。

●かつて、国家に人生を翻弄、蹂躙された少女がいた。旧大韓帝国の李垠皇太子に嫁がされた梨本宮方子妃である。彼女は、日本と朝鮮半島の架橋となるべく、一五歳の時に、本人の同意なく、いわば差し出された。横田めぐみさんも、方子妃と同じ運命を強要されたのだろうか。

●重要なのは、日本国民を不幸に陥れているのは常に米国(というより米国に寄生している金融ユダヤ勢力)と、それに追随している日本の傀儡政府であるという点。彼らは犯罪者であり、権力を振るうことなど許されない人たちであることを、我々はしっかりと認識する必要がある。



【弊ブログの感想】
もともと米国(CIA)は北朝鮮という極東の「火種」を温存しておく必要があった。拉致事件もそのための工作のひとつなのだろう。三島由紀夫が激昂したように、日本人拉致は米国主導の事件だった。

しかし、横田めぐみさんの拉致は例外的な事件の可能性がある。金正日がもし米国の意向に刃向かって暗殺されたのだとすれば、その事実と符合してくるかもしれない。この本のような事実が広まれば、めぐみさんは日朝友好の架橋になる可能性がある。