人工地震説の検証(15)

「クオリティ埼玉」という電子新聞における「311東日本大震災に関する謎」という記事が興味深い。磯尚義という方の記名記事です。311をめぐる疑惑が簡潔にまとめられていてとても分かりやすい。

人工地震説が表側のメディアで取り上げられている点で評価できると思います。当局により削除される前に全文を転載しておきます。
http://www.qualitysaitama.com/?p=13396&page=2

(転載開始)

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掲載日:2011.4.13

「311東日本大震災に関する謎」

 大震災から1週間後の3月18日にエッセイ「震災復興関連株の怪」をアップしたところ、多くの皆さんからアクセスをいただいた。実は、それ以外にも今回の大震災に絡んで、どう考えるべきなのか理解に苦しむ不可解な事実が、数多い。その中から主なものをピックアップしてみた。

※筆者に科学的知識が足りないことから生じている疑問も含まれていると思われるが、報道では全く説明されていないか無視されているので、あえて問題喚起する意味で上げさせていただきました。

●通常とは全く異なる地震波形
 3月11日の大地震は約5分間にもわたる長い地震だった。なんと、M9をはじめM7以上の巨大地震が3発連続で発生したのである。気象庁の発表によると、「今回のような複雑なかたちで破壊した地震は極めて希で、1つめの巨大な破壊に相当する波形とは異なる通常見られない特殊な地震波形が認められ、再調査したところ、これが2つめ、3つめの巨大な破壊に相当することが判明」とある。
 さて、次に実際に地震波形の解析図を見てみよう。地震波形(1)の上図がインド核実験による地震、下図が1995年に発生したパキスタン地震によるもの。核実験による地震の場合、地震波形は最初にガツンとピークが来て、あとはスッーとシンプルだが、通常の地震の場合は、最初はそれほどでもなく、じわじわと大きくなって真ん中当たりが最大となることが分かる。核実験の場合、自然の地震と違いP波(縦波 初期の速い波)が大きく顕著であり、S波(横波 後の遅い波)は意外に小さい。
 ところで、今回の311大地震の波形が(2)である。(1)の地震波形と比べると、間違いなく上図=核実験による波形に近い。しかも、最初のドーンというピークが異常に長い。これは3発の巨大地震連発で説明がつくのだろうが、なぜ通常の自然地震と全く異なり、むしろ核実験による地震の波形に似ているのか。

地震波形(1)
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/181/20/N000/000/003/130190025269516202721_Walter2_20110404155732.gif
地震波形(2)
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/181/20/N000/000/003/130188754891516223398_Japanquake20110311_054623ed.jpg
※情報出典は
http://educate-yourself.org/cn/japanquakemanufactured12mar11.shtml
http://www.iris.edu/cgi-bin/wilberII/wilberII_showplot.pl?ev=20110311_054623.7.spyder&st=ERM.II&c=irNtV9g8Ju2uI

 さて、皆さんも感じられたと思うが4月7日深夜の巨大地震は、3月11日の地震と起こり方が酷似していた。最初にドーンと来て、ピークが恐ろしく長い。そう思って気象庁のサイトを見ると、やはり23:32にM7.1、M7.4、M7.4の巨大地震が連発していることが分かった。「極めて稀」「通常見られない」地震が似たような場所で1か月のうちに2度も起こるのか、と驚いた。ところが、この3連発の地震気象庁のサイトを見ると、すでにM7.1のものが1発に書き換えられている。
世の中には誠に不思議なことがあるものだ。また、地震速報では震源の深さが10kmとかなり浅いものが大半を占めているが、暫定値ではほとんどがもっと深い地震となっている。

気象庁地震情報 http://www.jma.go.jp/jp/quake/
毎日新聞地震情報
http://mainichi.jp/weather/earthquake/news/earthquake_prompt_report_1675.html
Japan Quake Map http://www.japanquakemap.com/

●狼少年並みの緊急地震速報はどうして?
 緊急地震速報が鳴る度に最初の内は緊張して身構えたが、途中からほとんど気にしなくなった。なぜなら、あまりにも的中率が低いからである。緊急地震速報は、P波(縦波 初期の速い波)の大きさから地震の全体規模を推測して出されるものが、P波は大きかったがS波はそれほどでもなかったから、こういった空振りが起こるのだろう。
 そういえば、数え切れないくらいの余震があったわけだが、3発が連続した3月11日と4月7日深夜の巨大地震以外は最初にドーンと来て、それだけであっさり終了という地震がほとんどだったと記憶している。このパターンは、前述した「最初にガツンとピークが来て、あとはスッーとシンプル」な地震波形を想起させる。自然地震のはずなのに、何故なのだろう。

地震きっかけに全国20の火山が活発化の怪異
 朝日新聞で読んだ記事によると、311大地震の後、焼岳や富士山、箱根山阿蘇山などをはじめ全国20の火山の周辺で地震が頻発、火山が活発化していることが分かったという。
 富士山の周辺では3月15日にM6.4の地震が起きて、その後も山頂から半径5km以内の地震が通常1か月に数回から1週間で350回以上にも及んだという。
 ところで、頻発する富士山の周囲の震源地静岡東部(北緯35.3東経138.7 北緯35.3東経138.8)と山梨南部(北緯35.4東経138.7 北緯35.4東経138.8)を結ぶと、ちょうど山頂を囲むように正方形になるということがネット上で話題を呼んだ。こういった定点でしつこく発生する地震東京湾の海ほたる付近(北緯35.5度、東経139.9度)でも報告されている。
 そういえば、黒澤明監督の『夢』では、地震原発6基が放射能漏れ事故を起こし、富士山も噴火してしまうというストーリーがあったことを思い出す。これで富士山が噴火ともなれば日本沈没の世界。黒沢監督には予知能力があったのか。
シンボル崩壊で、日本人は意気消沈、まさにこの世の終末といった感あり。都市伝説だと思いたいが、実際に専門家が火山活動活発化と言っているわけだ。

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/181/20/N000/000/003/130042009684116311295.png
"震災後、全国13の活火山が活発化 専門家「注視」"
http://www.asahi.com/science/update/0324/TKY201103240469.html
"震災以降、全国20火山で地震活動が活発化"
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110408-OYT1T00873.htm?from=main4

●距離と風向きで説明付かない放射線量数値の奇妙さ
 放射線量の数値は福島原発からの距離と風向きに左右され、数値の大小が分かれてくるものなのだろうが、3月18日に台湾に輸入された鹿児島産ソラマメからヨウ素131とセシウム137が検出された。成田空港で付着した可能性が高いというが、ならば成田経由で空輸するほとんどすべての輸出品が放射能汚染されていることになるし、その逆も言える。鹿児島で付着した可能性も当然あるわけで、そうなると3月18日というかなり早期において果たして福島原発起源の放射性物質が鹿児島産の農産物に付着するというのはどう考えるべきなのだろう。新燃岳の噴火が関係あるわけないし・・・。
 また、先月の事故以降、福島原発から北西に約60kmの福島市放射線量数値が、原発の北24kmの相馬市などよりも高い数値で推移するなど原発周辺部よりもむしろ高いことが話題を呼んでいた。風向きでいえば主として北西だったから、全く説明できない。むしろ、低めの数値になってしかるべきだろう。この理由はどう考えるべきなのか。
 さらに驚くことは、先日、福島大によって発表された放射線量の分布図だ。これを見ると、原発ではなくて浪江町を中心にして同心円状にして汚染の濃いところがある。一度見て欲しい。原発ではなくて、まるで浪江町が爆心地のような感じなのである。

"日本からのソラマメに放射性物質 台湾当局発表"
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032001000612.html
"専門家に聞いても分からない"
http://news.livedoor.com/article/detail/5443575/
"福島県北部エリア放射線レベルマップ(平成23年4月9日掲載)"
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/FURAD/FURAD/data-map-datail.html

●日銀の102兆円はどこに消失したのか
 日銀は震災後の14日から8営業日連続で総額102兆円6千億円に及ぶ資金を銀行や証券会社向けの短期金融市場に投入したという(3/24朝日新聞)。むしろ私はこのレベルの額の復興国債を政府が発行し日銀に全額引き受けさせるくらいの思い切った復興支援基金が必要だと考えているが、日銀が三大メガバンクや二大証券に資金供給した102兆円はいったいどこに消えてしまったのか。政府が高速道路の料金や子ども手当を見直して5000億円を捻出とか箸にも棒にもかからぬセコイ話をしていることから推測しても復興資金に使われている様子はない。
 「謎」とはいうものの、日銀の消えた102兆円の行き先がどこに流れたのか大方想像はつく。まず間違いなく外国金融資本に低利で貸し付けているのだろう。
そして、その金で彼らは今後日本に需要が出る建築関連資材や食糧を買い占める。さらには、下がった日本株を買い占める。恐らく、こんなシナリオ。この推測通りならば凄まじいまでの火事場泥棒である。未曾有の危機にあって、これほどまでの売国行為を働く中央銀行は、日本政府出資率100%の完全国有化にしてしまうべきだ。白川総裁には102兆円の行き先を誠実に国民に答える責任がある。102兆円の行き先こそ、追求すべき大震災最大の謎。
(磯 尚義)
http://www.qualitysaitama.com/?p=13396&page=2
クオリティ埼玉

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(転載終わり)