清水博先生が主宰されている「場の研究所」のシンポに行く。松岡正剛とトークをされるということで万難を排して聴きに行く。
早稲田大学の国際会議場が会場。高田馬場から早稲田まで歩く。ひさびさの学生街の雰囲気がなつかしい。
清水博先生が九州大学におられた頃からこの先生の生命関係学や場の研究に注目していた。白髪で柔らかい表情が印象的。1832年生まれ。
還暦を過ぎた松岡さんもカッコいいな。いつみてもドキドキするカッコよさがある。
清水先生と松岡正剛との出会いからその展開を含めておもしろい話が盛りだくさん。かなり濃厚な時間。メモをとりまくる。以下、備忘録メモ。
美とはなにか。
意識とはなにか。
生命とはなにか。
そして、「場」とはなにか。
米国発の世界恐慌は近代の終焉を意味する。命を輝かせていくような場のアーツの時代が始まるのではないか。
リベットの意識の前に「先意識」がある、という話。認知学者のリベットの実験によれば、人間は行動を起こす際の意志が生じる前に先意識がはたらき、意識がそれを追認するように働いているという。清水博先生はこの先意識を仏教のアーラヤ識に同定されている。
暗在系と明在系の話。
目玉焼きと拘束条件。
埒(らち)の話。
在野の天文学者、野尻抱影(のじり ほうえい)に松岡正剛が会ったときの話。
存在の地動説。