Mueller report が公開された

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通謀なし、司法妨害なし
アンチトランプと民主党極左
ゲーム・オーバーだ




●Mueller reportの全文
https://www.justice.gov/storage/report.pdf


以下は櫻井ジャーナルによるロシア疑惑捏造事件の概要分析。

●特別検察官も証拠を示すことなくロシアを罵り続けるアメリカの好戦派の一員
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201904200000/

 ロバート・マラー特別検察官の「ロシアゲート」に関する捜査報告書が公開された。疑惑に根拠があるかのような主張もあるが、例によって証拠は示されていない。事実の裏付けがないのだ。つまり「お告げ」や「御筆先」の類いにすぎない。それを信じる人はカルトの信者だ。
 本ブログでは何度も書いてきたが、アメリカの電子情報機関NSAの技術部長を務め、通信傍受システムの開発を主導、NSA史上最高の数学者にひとりと言われている内部告発者のウィリアム・ビニーはNSAがすべての通信を傍受、保管していると指摘、もしロシアゲートが事実なら特別検察官を任命することもなく、FBIは必要な証拠をすべて手にすることができたとしている。
 つまり、この件で特別検察官が任命されたことがロシアゲートに根拠がないことを示しているわけだ。根拠なしに有罪を導くことがマラーの役割だったとも言える。そうした場合、しばしば使われる手法が司法取引だ。
 ロシアゲートの核心部分は、ウィキリークスが公表したヒラリー・クリントンやDNC(民主党全国委員会)の電子メール。いくつもの不正行為がそこには含まれていた。クリントンは3万2000件近い電子メールを消去、つまり証拠を消したが、全てのメールはNSAが記録しているので容易に調べられる。そうした捜査をFBIは行っていない。DNCのサーバーも調べていないと言われている。
 ビニーを含む専門家たちはそうした電子メールがハッキングで盗まれたという主張を否定する。そうした専門家のひとりでロシアゲートを調査したIBMの元プログラム・マネージャー、スキップ・フォルデンも内部の人間が行ったとしている。転送速度など技術的な分析からインターネットを通じたハッキングではないというのだ。
 マラーが特別検察官に任命されたのは2017年5月。その2カ月前にアダム・シッフ下院議員が下院情報委員会で前年の大統領選挙にロシアが介入したとする声明を出したが、それが直接的な切っ掛けだ。
 シッフの主張はイギリスの対外情報機関MI6(SIS)の「元」オフィサー、クリストファー・スティールが作成した報告書だが、根拠薄弱だということはスティール自身も認めている。
 スティールに調査を依頼したのはフュージョン、そのフュージョンを雇ったマーク・エリアス弁護士はヒラリー・クリントン陣営や民主党全国委員会の法律顧問を務めていた。
 フュージョンを創設したひとりであるグレン・シンプソンによると、同社は2016年秋にネリー・オーなる人物にドナルド・トランプの調査と分析を依頼している。その夫であるブルース・オーは司法省の幹部で、このオーとシンプソンは2016年11月に会っている。その直後にブルースは司法省のポストを失い、フュージョンはスティールに調査を依頼することになる。
http://dailycaller.com/2017/12/12/fusion-gps-confirms-hiring-doj-officials-wife-to-investigate-trump/
 ランド・ポール上院議員によると「確認されていない偽物のスティール文書」を情報報告へ含めるように主張したのはCIA長官だったジョン・ブレナン。同議員はブレナンに宣誓証言させるように求めている。ブレナンがロシアゲートの仕掛け人だと主張する人は少なくない。
 イラクを先制攻撃する前に大量破壊兵器という偽情報を宣伝していたネオコンロシアゲートを後押ししているとも言われているが、有力メディアも同じことを繰り返している。
 大量破壊兵器のケースではニューヨーク・タイムズ紙の記者だったジュディス・ミラーが有名だが、実際のプロパガンダはメディアが組織として行っていた。ワシントン・ポスト紙も同じで、フレッド・ハイアットもアメリカを戦争へと導く仕事をしていた。なお、ミラーは後にCFR(外交問題評議会)のメンバーに選ばれている。
 マラー特別検察官の報告書はウィキリークスのジュリアン・アッサンジがロンドンのエクアドル大使館で逮捕された直後に公開されたが、アッサンジは無視されている。今後、アッサンジに偽証させようとする可能性もあるが、これまでアッサンジを尋問しようとしなかったことからアッサンジの持っている情報を封印しようとしていると見る人もいる。
 ドナルド・トランプネオコンなど好戦派に従わない場合、スキャンダル攻勢は続く。ビル・クリントンの場合、スキャンダル攻勢が終わったのはユーゴスラビア空爆へ舵が切られてからだ。