木造住宅の新しい原型展(SE構法)


建築を勉強している長男に誘われて、「木造住宅の新しい原型展」に行ってきました。

場所は六本木ミッドタウンのガレリアコートヤード。

「耐震構法SE構法」を展開する(株)エヌ・シー・エヌの依頼を受けた気鋭の建築家7組が、「パーツ化」をキーワードにこれからの住宅を提案します。規格、寸法の考え方から、今後の住宅ビジネスの仕組みまで、多彩なアイデアをもとに住宅を設計。それはまるで、新しい住宅づくりの「レシピ」のようです。展覧会では実際に7組が設計した住宅の模型や図面などを展示します。さらに、展示するだけではなく、建築家の提案から少なくとも1点以上が選ばれ、実際に建設し、販売まで行うことも同時に企画中なんだとか。住宅をよりフレキシブルで、思い通りのものにするためにはどうしたらいいのか。「パーツ化」された住宅がそんな疑問に答えてくれるかもしれません。理想の住まいについて考えてみませんか。

期間
2014年10月17日(金)〜10月26日(日)
時間
11:00〜21:00

木材の特性を最大限に活用し、かつ、それを自国の木の需要増大につなげようというコンセプトは、以前「里山資本主義」で何度か触れた「CLT」と共通するものがありますね。とても刺激を受けました。

SE構法のポイントは、木材を集成材化し、くるいを無くしてミリ単位の構造設計を可能にしたこと、重量鉄骨構造のようなラーメン構造にできるので、強度的にすぐれるとともに、柱や壁を少なくして間口の広い住空間の設計が可能になること。

つまり、「重量木骨」。

安全性と設計自由度の一挙両得。

SE構法は、構造用集成材とSE金物、そして全棟構造計算している木造構造材の総称。 国土交通大臣認定取得の「SE構法」は、長く住み継がれる「資産価値の高い家」を目指し、 耐震性・耐久性はもちろんのこと最長20年間の性能保証を実現し、入居後の間取り変更や リフォームもしやすい利用価値の高い構法で、安心で安全な木造住宅社会の構築を目指 している。


10月26日(日)までやってます。

【参照】
●ミッドタウン「木造住宅の新しい原型展」に
http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2014/event/event007.html

●NCNのサイト
http://www.ncn-se.co.jp/makehouse/