将棋を指すロボット(デンソー)

デンソーが開発した将棋ロボットアームがおもしろい。今までのプロ棋士とコンピュータとの対局では人間がコンピュータの手を代指ししていた。これでは機械対人間の対局イメージが台なし。このロボットの登場でマン・マシーン対決がより分かりやすくなる。チェスの電脳対局でも活躍することになるかも。


●【将棋電王戦】DENSOロボットアーム電王手くん PV
https://www.youtube.com/watch?v=36DdBOH_hRE


http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140312_639245.html?ref=garank&utm_content=rank-pc-top&utm_campaign=garank&utm_source=pc.watch.impress.co.jp&utm_medium=content-text
デンソー、「将棋電王戦」に1mmの誤差もなく指すロボットアームを提供
(2014/3/12 13:57)

 株式会社ドワンゴ公益社団法人 日本将棋連盟、株式会社デンソーは12日、「第3回 将棋電王戦」に、デンソーウェーブ開発のロボットアーム「電王手くん」(でんおうてくん)を提供すると発表した。デンソーは将棋電王戦の協賛企業となる。
 電王手くんは、デンソーウェーブの垂直型多関節ロボット「VS-060」をベースに開発。アーム先端にカメラを備え、将棋の駒を多方向から認識し、駒が斜めになっていても1mmの誤差もない着手が可能という。駒の移動は先端のコンプレッサーで吸着するため、近くの駒に影響がなく、公式戦の将棋盤と駒を使える。成った時の駒の反転にも対応。対面に座る棋士の安全面に配慮し、ロボットアームと棋士の間に柵(エリアセンサー)を設置している。指すスピードも設定可能なほか、長丁場になる対局でも連続稼働が可能としている。

 将棋電王戦は日本将棋連盟のプロ棋士と、コンピュータ将棋ソフトが対局するイベントで、第3回は3月15日〜4月12日に開催される。前回までは、人間がコンピュータの手を代指ししていたが、今回の電王手くんによって見た目でコンピュータと分かりやすくする狙いがあるという。
 持ち時間は5時間(チェックロス方式)、使い切った後は1分将棋となる。対局カードは、菅井竜也五段 vs 習甦、佐藤紳哉六段 vs やねうら王、豊島将之七段 vs YSS、森下卓九段 vs ツツカナ、屋敷伸之九段 vs ponanzaが予定されている。

URL
デンソーのホームページ
http://www.denso.co.jp/
ニュースリリース
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2014/140312-01.html
●第3回 将棋電王戦のホームページ
http://ex.nicovideo.jp/denou/3rd/

(山田 幸治)