クラフトワーク来日公演(その2)

テクノポップの草分け。ニューウェーブ電子音楽の老舗。そしてエレクトロニック・ダンス・ミュージックのビートルズとも呼ばれているクラフトワークの来日公演(5月9日)。前回(http://d.hatena.ne.jp/gyou/20130510)のつづき。


ちなみにクラフトワークのドイツ語Kraftwerkは「発電所」の意味。名は体をあらわす。なんだか未来派的でカッコいい!


しこたまベルギービールを飲んだあと、勇んで会場の赤坂ブリッツに入ろうとしたら、入り口でなんとドリンクチケットを強制的に買わされる。500円也。オイオイ。

もうビールはたくさんじゃ!と思いつつもちゃっかりアサヒドライをもらって1階スタンディング席に入ると、すでに満員電車状態(汗)。若い男女も多かったが年輩のおじさんも多かった。70年代にテクノサウンドにかぶれた年代か。



休憩なしの2時間ぶっ続けで演奏。メンバーのみなさんいい感じのお爺さんになっていました。でも、とても精悍かつ熟練されたエネルギーを感じる。YMOやビートルズは解散してもクラフトワークは粘り強く活動をつづけている。立派です。継続は力。これから90歳代になっても演奏活動をつづけていたら老境の渋い味が出てきっとおもしろうだろう。


会場内は撮影禁止で警備員の監視が厳しい。何人か注意されていた。そんな中で必死で隠し撮りしようとしましたがまともな画像は以下のみ(涙)。


入り口でもらった3Dメガネをかけて立体映像を楽しみながらの2時間はあっという間にすぎちゃった。赤坂ブリッツの音響設備はバッチリでした。

終了後、長男坊はクラフトワークグッズを買おうとしましたが、すべて売り切れ。

根強い人気があるのですね。



クラフトワークの動画をネットを探すと、今年の2月のロンドン公演の画像がいくつかyoutubeにアップされていた。これで雰囲気はわかると思います。ほぼこんな感じでした。

Kraftwerk-Boing Boom Tschak/Techno Pop (Live At The Tate Modern London
https://www.youtube.com/watch?v=rjfrTGFpf9A


Kraftwerk-Aéro Dynamik (Live At The Tate Modern London 09/02/2013)
https://www.youtube.com/watch?v=WMMVvdjkjY0



以下↓のThe Modelはちょっと退嬰的でメロウで未来派な感じでいい曲ですな。好きです。

Kraftwerk-The Model (Live At The Tate Modern London 09/02/2013)
https://www.youtube.com/watch?v=VJZWKJ_1_mQ



クラフトワークのなかでは特にこのThe Robotsという曲が気に入っている。

なぜか今の時期にこの曲をあらためて聴くと安倍偽政権を揶揄しているように聞こえてしまうのはぼくだけか。

「わたくしは対米隷属ロボットです」(・。・)ぷっ♪

Kraftwerk - The Robots
https://www.youtube.com/watch?v=VXa9tXcMhXQ&feature=player_embedded#!


The Man-Machineと Computer Worldの高音質版がありました!

Kraftwerk The Man-Machine HQ Audio (Complete Album)
https://www.youtube.com/watch?v=zp4M6VzdtFA

Kraftwerk The Man-Machine (Die Mensch-Maschine) Complete Album (1978).
0:11 - The Robots
6:22 - Spacelab
12:18 - Metropolis
18:21 - The Model
22:06 - Neon Lights
31:08 - The Man-Machine


Kraftwerk - Computer World HQ Audio (Complete Album)
https://www.youtube.com/watch?v=6IFfqQBtfr0

00:00 Computer World
05:15 Pocket Calculator
10:17 Numbers
13:37 Computer World 2
17:05 Computer Love
24:28 Home Computer
30:53 It's more fun to compute


松岡正剛さんのクラフトワーク論については後日また。