ソエ爺(副島隆彦氏)が「重たい掲示板で」また怖いことを言っています。
4月1日から預金封鎖(金融統制体制)が始まっているらしい。これはエイプリルフールのジョークだったのか? それとも・・・
預金封鎖(よきんふうさ)とは、銀行預金などの金融資産の引き出しを制限すること。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
[1240]今日、4月1日から 預金封鎖=金融統制体制 である。皆、甘い考えを捨てなさい。 投稿者:副島隆彦 投稿日:2013-04-01 08:07:07副島隆彦です。
私は、3月31日の午前0時から、 弟子の N 君からのメールを読んで、相当に神経が高ぶった。日本はもうすぐ金融システムの統制の 緊急事態に突入するだろう。
4月1日(月)の朝から、先進国3地域であるヨーロッパ、アメリカだけでなく日本でも、実質的な金融統制体制にはいる。 銀行預金がおろしにくくなる事態 ( controlled output 、銀行引出し規制、禁止、凍結)が起き始めた、と私は判断しました。
これは実質的な「預金封鎖(よきんふうさ)」である。預金封鎖 ( financial accounts clamp down フィナンシャル・アカウント・クランプダウン)とは、1.銀行の引き出し制限 と 2.新札切替(しんさつきりかえ) である。 「クランプダウン」clamp down というコトバの恐ろしさを、これから日本人も味わうようになる。
私、副島隆彦の言うことに耳を傾ける人は、急いで、銀行に行って預金を出来る限り多く引き下ろしなさい。まだ下(おろ)せる。支払いの自動引き落とし分以外の資金は、さっさと現金にしなさい。として肌身に持ちなさい。これは人間が生きるための食料費である。
そのうち、おそらく、あと1か月、2か月(6月末になるとヨーロッパ諸国の年度末で決算期だ)で、本当に日本でも銀行預金引き出し凍結という事態になるだろう。
ですから、私の弟子たちや学問道場の会員になっている貧乏な若者たちも、出来るだけ、、銀行で数十万円でもいいですから(有れば、の話ですが)現金を身近に持ちなさい。最後は自分の食料品を買うお金があるかに掛かってくる。
現に キプロスでは、 1日、ATMで 300ユーロ( 3万6千円)しかおろせない。銀行は28日から13日ぶりに再開したが、10万ユーロ(1200万円)以上の預金は引き出し禁止のままだ。ロシアの金持ちたちが、逃がしてきた資金はほとんどが キプロス政府に没収されるだろう。「80%を強制的に徴収する」でも済まないだろう。この動きは、今後、急速にヨーロッパ全体に広がる。 いや急速に広がっている。
キプロスよりもずっと大きいオランダの財務相が、「キプロス・モデルは、わが国でも起こり得る」と発言して問題になっている。オランダも自国のGDPの10倍以上の外国からの預金が集まっているタックスヘイブン(フリーポート国)だ。自分が預かったお金は引き下ろさせない(自分のものだ)、という恐怖の原理が働く。
アメリカの金融通貨当局も 日本の金融通貨当局も、今の相当の世界中の深刻な事態に青ざめている。自分たちもそうなるのだ、と分かっている。だから金融統制体制に、世界は冷酷に移行を開始した。そのことに対応して、BRICS(5大新興国)が、後ろに載せる記事の通り、神経質に次の新しい世界銀行の設立を緊急に決めた(3月27日、南ア、のダーバンで)。 この2週間のおかしな動きで、私は、事態の急変を感じ取っていた。
今も、日本の銀行では10万円の送金にも「何への支払ですか」と聞く。100万円をおろすのも使途を聞くようになった。ということは、新年度の4月1日から、おそらく1千万円、5千万円、1億円、2億円の預金を引き下ろそうとする 資産家たちは、銀行がおろさせない、という動きに出るだろう。
まさしく預金封鎖の始まりである。私が、そう予見して居たら、まさしくそのアナウンスメントが、NHKから出た。
(転載貼り付け始め)
「 銀行窓口で新たな確認手続き導入へ 」
2013年3月31日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130331/k10013562731000.html
銀行取り引きが犯罪に利用されるのを防ぐため4月から銀行窓口で10万円を超える現金の振り込みなどを行う際には新たに本人の職業や取り引きの目的を確認する手続きが導入されることになりました。政府は銀行取り引きが犯罪に利用されるのを防ぐために、平成2年から銀行窓口で本人かどうかを免許証やパスポートなどで確認することを求めています。
さらに来月1日からは国際的な基準に合わせて確認の手続きが強化され、一定額以上の現金を銀行窓口で扱う場合などに、銀行員が本人の確認に加えて、職業や取り引きの目的を尋ねることになります。
具体的には、銀行窓口で口座を開設する際や10万円を超える現金を振り込む場合、200万円を 超える現金を預けたり受け取ったりする際に職業などの確認が行われます。政府は、取り引きに関わる追加の情報を得ることで、疑わしい取り引きをより把握しやすくなるとしています。
全国銀行協会は「法律の改正によって窓口での確認事項が増えることになったが、理解のうえ、協力をお願いしたい」としています。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。このように事態は急激に緊迫している。 ここで盛んに、「政府は銀行取り引きが犯罪に利用されるのを防ぐために」という見え透いた口実を強調し、金融システム自体の世界的な変調と異変を覆い隠そうと必死である。 私たちは、この事態の緊急性を鋭く理解するべきである。
私は、学問道場の会員たちと、私、副島隆彦の言論に注目し敬意を払ってくれる人々を守る。甘い考えで、「安倍首相のアベノミクスで、景気回復をしてくれるのを私は期待しているよ」と言う人々(主に資産家、富裕層)は、そのまま、自分の大切な預金を、そのうち下せなくなって政府に奪い取られるがいい。
私は、全国にいるだろう富裕層500万人の少なくとも10%の50万人の、副島隆彦の本の読者を守らなくてはいけない。皆さんは、急いでご自分の預金のうちの余裕資金部分を銀行から急いで引き出して肌身に置いてください。
10万円下すのにも「何に使うのですか」と銀行員から聞かれなければ済まない、ということの異常性をまともな脳(頭)をしている人間なら本気で考えてみるとよい。
10万円、100万円でこれなら、1千万円、5千万円、1億円では銀行の窓口で、どういう対応をされるか、まともな脳をしているなら、さっさと決断しなさい。だから、既に預金封鎖(よきんふうさ)= 金融統制体制は、始まっているのだ。預金封鎖で1.預金を実質凍結したあと、2.新札切り替え(しんさつきりかえ) が、あと一年ぐらいの間に緊急で行われるだろう。
このことの真実は、すでにヨーロッパ、アメリカ発の世界金融恐慌に突入しているのに、そうではありません。何も起きていません、という振りをするための金融統制官僚たちによる世界共通の統制の開始だ。世界は、今や、世界官僚同盟( WBU , World Bureaucrats Union ワールド・ビューロクラッツ・ユニオン)による、官僚たちの密かなヨコの連携での、この“顔なし君たち”による支配体制に移行した。
1.預金引き出し制限 の、次に襲い掛かってくる、2.の「新札切り替えの強制実施」で、富裕層が、旧札で現金でため込んできた個人資産( これを「タンス預金」と言う)が大変、困ったことになる。金融庁と国税庁が、そのあぶり出しという残忍な行動に出る。これはファッシズム政治体制である。
私、副島隆彦は、 以上のことを重たい掲示板に、書くべきか、この2日間悩んだ。しかし、やっぱり書くと決めた。皆さんも、一刻も早く、甘い考えを捨てて自分のお金を肌身に置くようにしなさい。
おそらく 明日から、どんどん ヒドイことになってゆくでしょう。まだあとこれからの一か月ぐらいなら間に合う。そのうち預金がおろせなくなる。「自分は貧乏だからお金が無いから関係ない」と力なく項垂(うなだ)れる若者たちは、これからの日本は、世界はどうなり、そしてその焼け野が原のあとに、どういう新しい世界に出来てゆくかをじっと真剣に見ていなさい。
私が、以上のことを学問道場のサイトに書けば、 日本各地で、じょじょに「取り付け騒ぎ」 ( bank−run バンクランあるいは bank running バンク・ラニング))が起きるだろう。言論人の私の影響力は今はそれぐらいはある。 そのことを、 私は、昨日からずっと、気にしていた。
それでも、やはり日本国民に 迫り来る危機を いち早く知らせる、という 自分の使命(Beruf 、天命) に従って、やると決めた。先走ったことをして、騒ぎの原因となることで攻撃されることになっても、それはそれで仕方がない。私はいつも嵐の中に身をさらして生きてきた。私は、自分が丁度、10年前(2003年)に書いて、ベストセラーになった 自著の『預金封鎖』(祥伝社刊)の時の自分に立ち戻ろうと思う。
預金封鎖になったので、途端に、この数日、北朝鮮との緊迫した軍事衝突の危機を煽り出した。韓国政府へのどこかからのハッカー攻撃とかの奇妙な事件を起こし始めた。これで国民を脅(おびや)かし脅迫することで、国民が生活統制を受け入れるように強制し、金融統制をやり易くする。 すべては仕組まれている。
キプロスは、ギリシアの隣の国だ。昨年のギリシアの金融危機のつながり、連鎖なのだということに気付く人は少ない。さらにその隣はイタリアだ。キプロスには被差別民のように虐げれて暮らす北部のトルコ系の住民がいる(70年代にキプロス紛争を起こした)。おそらくこれらの地域は、ユーロ通貨が崩壊を始めたら、トルコ・リラを保持し、使い始めるだろう。
貨幣(通貨)は、信用のあるもので、自分の手元に置いていても目減りしないものを人間は持つ。トルコは、今や、インドネシア(人口2億5千万人)と並んで、準BRICSと呼ばれるべき新興大国である。トルコ・リラがこれらの南ヨーロッパの弱体化する国々で公然と使われ出すだろう。
イタリアは、総選挙のあとも政権(内閣)を作れないで、再選挙もできず、マリオ・モンティという、議員(国民の代表)でもない、米ゴールドマンサックスあがりの男がずるずると居座って、崩壊国家に向かっている。イタリアは自国が抱える巨大な財政負債に立ち向かう政治機能がすでに崩れ続けている。
スペインはもっとひどい。フランスも、オランド大統領がお手上げであり、昨年(2012年)の3月にフランスの3大銀行を破たんさせるべきだったのに、それを、「ドラギ大砲」(ヨーロッパ中央銀行の総裁になったマリオ・ドラギのジャブジャブ・マネーのユーロの無制限供給によって)が助けた。その違法行為の毒と報いが全身に回りつつある。
ドイツはオランダやデンマーク、スウエーデンなどの健全財政の北欧諸国だけで自分たちの生き残りを賭けて、貧乏な南ヨーロッパ(南欧)への救済を諦(あきら)めて、独自のドイツ・新マルク通貨圏へと撤退しつつある。先進国はどこも迫り来る預金封鎖の危機に直面している。
ですから、私の言うことに耳を傾ける人は、今から、急いでその準備をしてください。そして、私が、『個人備蓄の時代』(光文社、2012年6月刊)で書いて示したとおりの備蓄の準備を始めてください。
副島隆彦拝