ガーゼがケガを悪くする話

生キズが絶えないお子様をお持ちの方への有益情報。

はらへった先生の「キズの治し方」について。


●傷口を消毒すればバイ菌は減りますが、同時に傷を治す力が弱まります。
●ガーゼを直接当てると、ガーゼの繊維のすき間にバイ菌が繁殖します。
●けがをしたときは台所にあるサランラップなどを直接キズに貼ります。どうしても心配ならば、ワセリンのような余分な薬の入っていない軟膏を塗って、その上からラップを貼れば、驚くほど早くきれいに治り、キズあとも目立ちません。 
●新しいタイプの絆創膏「キズパワーパッド」などは、けがをしたら治るまで貼りっぱなしで良く、しかもキズあともきれいです。
キズパワーパッドのサイトは以下↓
http://band-aid.jp/kizupowerpad/?type=yls&cp=product&g=kpp

キズパワーパッドは効果が高いのですが、値段も少々高いので、指先のさかむけあかぎれ用フィルムを傷口に直接貼付します。これなら安くて何枚も入っているので、貼り替えも気兼ねなくできます。
●ある程度広い範囲の傷であれば、水道水で洗浄し、ワセリンを塗ってラップで保護します。2〜3日でピンク色の上皮が生えてきて、傷跡も殆ど残らず綺麗に治ってしまいます。
かさぶたは治癒に失敗したもの、だそうなので、かさぶたを作らせないようにします。
●「新しい創傷治療」のサイトは以下↓
 http://www.wound-treatment.jp/




●ガーゼがケガを悪くする話
http://harahetta.at.webry.info/201302/article_14.html
作成日時 : 2013/02/25 15:00

今回の記事も、以前院内掲示用に書いたお話を取り上げようと思います。
ガーゼがケガを悪くする話
2010.07.29
昔、いい物が無かった頃は、けがをすると赤チンを付けてガーゼを貼ったり、カットバンを貼っていましたが、今時はいろいろといい薬や道具が簡単に手に入るようになっています。 

ガーゼはキズを治すどころか、ガーゼの糸のセンイのすきまにばい菌が入り込んで増えてしまい、ガーゼを取り替えると、皮膚の治りかけをはがしてしまい、きれいに治りません。 
けがをしたときは台所にあるサランラップなどを直接キズに貼ります。どうしても心配ならば、ワセリンのような余分な薬の入っていない軟膏を塗って、その上からラップを貼れば、驚くほど早くきれいに治り、キズあとも目立ちません。 
新しいタイプの絆創膏「キズパワーパッド」などは、けがをしたら治るまで貼りっぱなしで良く、しかもキズあともきれいです。 

安いカットバンやガーゼはキズを悪くします。新型の絆創膏は値段は少々高いですが、使う枚数は少なくて済み、キズもきれいに治ります。どっちがいいですか?

新しい創傷治療 http://www.wound-treatment.jp/


意外に広まっていないのですが、傷をむやみに消毒したり、ガーゼを傷に直接当てたりすることは、傷を治りにくくするのです。
消毒すればバイ菌は減りますが、同時に傷を治す力が弱まります。
ガーゼを直接当てると、ガーゼの繊維のすき間にバイ菌が繁殖します。
小さな傷だとカットバン等を使わず放置していた方があっさり治ったりします。

詳しくはリンク先を読んでいただくとして・・・我が家では靴擦れ防止程度にしかガーゼのついた絆創膏を使いません。
傷になってしまったもの、出血したものには絶対に使いません。
キズパワーパッドは効果が高いのですが、値段も少々高いので、指先のさかむけあかぎれ用フィルムを傷口に直接貼付します。これなら安くて何枚も入っているので、貼り替えも気兼ねなくできます。

ある程度広い範囲の傷であれば、水道水で洗浄し、ワセリンを塗ってラップで保護します。
2〜3日でピンク色の上皮が生えてきて、傷跡も殆ど残らず綺麗に治ってしまいます。
かさぶたは治癒に失敗したもの、だそうなので、かさぶたを作らせないようにします。

私が診療所で処置するときは、イソジンなどの消毒もほとんどしません。
よその医療機関で旧態依然とした治療法がいまだに蔓延っているのは困ったものですが、これが変化していくまではしばらく時間が掛かるでしょうね・・・。
<転載終わり>