毎年この日になるとソワソワいたたまれなくなる。でも、ちゃんと向き合わなければならない。
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分にそれは起こった。
人類史上未曾有のむごたらしいジェノサイドだった。
ぼくの父親や伯父さんの後輩だった広島二中の生徒たち。学徒動員作業中だったまだあどけない生徒たちは、全員、原爆の強烈な直接被爆によって全身を焼かれて苦しみながら死んでいった。
どうしてこのようなことが起こったのか。以下、質疑応答。
【質問】
どうして彼らは日本に原爆を落としたのですか?戦争を早く終わらせて米軍兵士たちの犠牲を少なくするためだと云われていますが・・・
【回答】
戦争を早期に終結させるために原爆を落とさざるを得なかった、と云うのは真っ赤なウソです。
人体実験と冷戦構造を造りだすために落とした。これが真相。
すべては「戦争経済」を継続して金儲けをするための手段です。彼らは戦争を続けていかないと生きてゆけないのです。麻薬みたいなものですね。
戦争を終わらせるためではなく、東西冷戦という「新たな戦争」を始めるためにヒロシマ・ナガサキが必要だった。冷戦という核兵器抑止力を前提とする軍拡競争によって戦争経済で儲けようとする悪徳国際金融マフィアのシナリオを実現するために、ヒロシマ・ナガサキのジェノサイドはどうしても必要だった。
核兵器を実際に人間に対して使用することによって、核兵器の恐ろしさを世界に知らしめる必要があった。そのための計画的犯行。それがヒロシマ・ナガサキの原爆投下の真相。
「核兵器ができましたよ」、だけではその怖ろしさは分からない。実際に人間が住む都市へ核兵器を投下することによってどのようなことが起こるか、これを世界中に見せつける必要があった。
黄色人種の日本人が何十万人死のうと彼らにとってはどうでもよかった。怖ろしいことですが、これが現代史の現実。
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