[風雲急メモ]原爆を投下するまで日本を降伏させるな(鳥居民)

戦後60年以上経って、先の戦争の謀略性と自作自演性があばかれ始めている。ちょっと遅すぎるのではないか。

67年前の今日この日、長崎に2発目の原爆が投下された。


鳥居民(とりい・たみ)氏はこの本で、ヒロシマナガサキ原爆投下に関する長年の虚構をくつがえしている。

その虚構とは、米軍が原爆を日本の二つの都市に投下させた理由に関する以下の二つの伝説である。

(1)原爆使用がなければ失われたであろう100万人のアメリカ兵の生命を救うため。
(2)当時の鈴木貫太郎首相が「ポツダム宣言」を無視し黙殺したため。

上記二つの説はいずれも戦後に捏造されたウソであることが実証的に書かれている。


原爆投下の本当の理由は「冷戦」という新たな戦争状態を造りだすためだった、というリチャード・コシミズ氏の説の信ぴょう性が高まった。もちろん鳥居氏はそこまでは書いていないし、ルーズベルトチャーチルスターリンヒットラーがグルだったなんて考えていないだろうけれど・・・

投下する前に日本に降伏されちゃうと、原爆の威力と恐怖を世界に示すチャンスがなくなる。だから必死になって降伏を遅らせようとした。鳥居氏はその証拠をつかんだ。


急死したフランクリン・ルーズベルトのあとを継いだアメリカ大統領ハリー・トルーマントルーマンをたぶらかして日本に原爆を投下するよう仕向けた国務長官ジェームズ・バーンズ。この二人が人類史上もっとも残酷なジェノサイドを行った実行犯。(もちろんかれら実行犯を動かしていた黒幕がいる。)

特にこのジェームズ・バーンズの顔はよく覚えておきたい。原爆を投下するまで日本を降伏させないように様々な陰謀を仕組んだ人物である。



ちょっと残虐かと思いましたが、敢えて以下の写真も載せておきます。ナガサキ原爆投下直後の14歳の少女。ということは中学2年生ぐらいだろうか。




これから現代史や政治学を研究しようとしている学生諸君には、是非ともこの元米国国務長官ジェームズ・バーンズという人物の背後関係を洗い出してほしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BBF%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA



Atom bomb of Nagasaki
http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=endscreen&v=6l5jI4iO4-g