もの作りが大好きだったスティーブ・ジョブズ氏が56歳という若さで亡くなった。すい臓癌だったらしい。肝臓も移植したがだめだった。アップルのCEOを降りたころはかわいそうなくらい激ヤセ状態だった。だから若い頃の写真を載せておきます(1984年)。
癌治療では代替医療は試みたのだろうか?主治医に反対されて、「手術→抗癌剤治療」というおなじみのパターンを繰り返したのだろうか?
いろいろとお世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。きっと天国のガレージでも、またもの作りを始めるのでしょうね。
スティーブ・ジョブズ氏の死はアメリカのもの作り精神の衰退を意味する象徴的な出来事のような感じがするのはぼくだけだろうか。
いまアメリカで起こりつつあることは、金融工学という名の詐欺的な商売(虚業)に火の手が上がっている状態か。燎原の炎のように民衆のデモが拡がりつつある。(知人の米国弁護士は、暴徒から家族を守るためにライフルを10丁ほど購入して備えていると言っていた。)
アメリカの民衆もそろそろ国際金融マフィアたちにアメリカが乗っ取られていることに気づき始めたということなのだろうか。それとも背後に別の黒幕がいるのか。
いずれにしても、船井幸雄さんが言うように、いよいよ金融資本主義の終焉劇が始まろうとしているのかもしれない。
もしそうであれば、よろこばしいことではないか。
「ものづくり」を捨てた国はいずれ滅びる。実物経済をバカにする民族はダメになる。アメリカがスティーブ・ジョブズ氏のもの作り精神を取りもどして昔のようなもの作り大国になるには、数十年、いや100年くらいかかるかも。