人工地震説の検証(14)

検証(12)で書いた女流地震学者の大石真紀子先生(名古屋大学)の研究報告がとても参考になります。この先生の研究は、だいだいこんさんのサイトで知りました。輿水氏もこの研究報告に注目しています。

ここ数日間はこの研究報告をプリントアウトして何度も穴があくほど眺めている。(以下の大石真紀子女史の研究レポートは当局によって削除される可能性があると思われますので、念のためPCにダウンロードして保存されることをお勧めします。)

地震学と核実験探知」(大石真紀子)
http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/STAFF/ando_new/lecture/M.Oishi.pdf

このレポートの中で最も重要なポイントは、核実験に起因する地震波形においては、P波が卓越するということ。

自然地震 → S波が卓越(剪断破壊のため)
爆発(核実験) → P波が卓越(急激な堆積膨張のため)

また、爆発の場合はP波が激しいことが特徴ですが、条件次第ではS波も生じるらしい。この後から生じるS波は、たとえば山本寛氏のいう水素核融合が誘発された場合に該当するのではないか。(山本寛氏の説については後日検討)

今回の311の本震の波形↓をみると、激しいスパイクの波形(P波か?)がいきなり振り切れるように発生している。

この311波形は、大石レポート(11ページ)に示されている北朝鮮が行った2006年10月9日の核実験の波形に似ている。さらにはげしいP波のあとのS波のような3つのかたまりは誘発された水素核融合によるS波だろうか。

以下つづく。