荒川試乗会

サイクルハウスしぶやが主催する自転車の荒川試乗会に行ってきた。京成押上線四ツ木駅から歩いて5分ほどの荒川の土手にそれらしき集団が見えてきた。


お目当ては、5linksという画期的な折り畳み自転車である。折り畳み自転車ファンとしては垂涎の的。なんと、現地では5linksの発明者である五百住守彦(いおずみもりひこ)氏が自ら解説されていた。話をさせていただいた感じでは、折り畳み自転車の開発にこれまで苦心を重ねてこられた情熱家であるとともにとても誠実な方とお見受けした。この方の本業は歯医者さん。最初のアイデアの発想から昨年の販売まで苦節7年。

14インチで縦型の折り畳み機構を採用。随所に工夫が施されている。この1台のだけで4件くらいの特許出願をされていることは特許庁の特許公報の検索で調査済み。

12インチでもなく16インチでもなく、14インチであることがポイント。14インチで縦型折り畳みが画期的でおそらく世界で初めてではないか。このタイヤサイズは、折り畳んだ状態で電車の座席に座って両足の間に抱え込むことが可能なギリギリのサイズ。14インチの快適さは、ブリジストントランジットスーパーライトで確認済み。

五百住さんが自らデモ。


試乗した感じは、思ったよりも安定した乗り心地。最初、ハンドルのクイック感が気になったが、これは慣れの問題か。ホイールベースの長さは1190mm。

折り畳むと前後の車輪が平行に合体し、前方にコロコロ転がすことができるのもポイント。


この前後輪を固定するメカニズムも特許だ。

結論。5linksは電車との組み合わせた移動にはかなり合理的な折り畳み自転車ではないか。

5linksは内装3段への改造も可能。(外装化も可能らしい)




そのほか気になった折り畳み自転車。

英国製のOriはかなり気に入った。折り畳んだ状態がBromptonよりも大きくなってしまうのが難点だが。


やはりBromptonの折り畳み姿の美しさは絶品。


まだ発売されていないこの折り畳み自転車も気に入った。電動タイプもある。車いすを開発している長野の会社の製品(名前は聞き逃した)。

これが電動折り畳み自転車。