シカゴからマディソンへ

朝の便でシカゴからマディソンへ飛ぶ。1時間くらいの飛行。
の予定でしたが、オヘヤ空港に立ちこめた濃い霧のためフライトはキャンセル。他のマディソン行きのフライトはすべて満席。

がーーーーん!!

今日はウィスコンシン大学で大切なミーティングがあるので、急遽タクシーでマディソンまで行くことにする。2時間〜3時間かかるとのこと。このミーティングはキャンセルできないので、とりあえずタクシーで出発。

マディソンはウィスコンシン州の州都で、人口20万人程度の都市。湖に挟まれた街で、米国第1の美しく住みやすいところ。ウィスコンシン大学がある大学都市でもある。

ウィスコンシン大学は創立160年くらいのノーベル賞を多数輩出している超優良校で、最近ではES細胞の研究で有名。ジェームズ・トムソンは世界で初めてヒトのES細胞(幹細胞)の単離に成功した。また、知財関係では、ジャック・キルビ−のIC(集積回路)の発明(キルビー特許)が有名。

高速がすいていたおかげで2時間半程度でマディソンに到着。運転はソマリア出身のとてもまじめそうな長身の好青年ががんばってくれた。多謝。8年前に治安の悪化したソマリアから米国に移住したとのこと。記念に写真。運転ご苦労さん。これからもがんばれよ。


マディソンは美しい学園都市。



ウィスコンシン州の州議会議事堂も美しい。この中に最高裁判所もある。


ウィスコンシン大学での打ち合わせのあと空港に向かう途中にフランク・ロイド・ライトが設計した建造物があるとの情報。ラッキー! 運ちゃんに遠回りをしてもらって立ち寄る。フランク・ロイド・ライトはマディソンの住んでいたことがあるのだ。

その建築物は「モノナテラス」(Monona Terrace)。モノナ湖に面した5階建てのコンベンションセンターフランク・ロイド・ライトはモノナテラスの設計を何度も書き直し、1967年に死去する直前に設計が完成したらしい。実際のこの建造物ができあがったのは、その30年後の1997年。(写真からは全貌がわかりにくいが、かなり大胆に現代的。)

帰りのシカゴ行きのフライトは3時間遅れで夜の10時頃になるのでその前の便に変更。シカゴの天候は回復しているとのこと。リージョナルジェットで飛ぶ。