オタワのクライアント訪問を終えてオハイオ州シンシナチに向かう。オタワ空港では入国の時も出国の時もかなりしつこい尋問を受けた。「カナダのどこで誰と会うのか？その人はどんな仕事をしていてあなたとどんな関係か？打ち合わせの際のアジェンダ資料を見せろ・・・」などなど。
後でカナダの或る弁護士に聞くと、イスラムテロリストがカナダ経由でアメリカに入るのを警戒しているためとのこと。自作自演９１１とビンラディン暗殺偽装のとばっちりでまったく迷惑な話だ。テロリストが活動したとしても、それはＣ愛Ａのエージェントか何かに違いない。
夕方シカゴに無事到着したのはよかったが、乗り換えたシンシナチ便に搭乗して１時間ほど機内で待たされたあげく、パイロットの手配が不可能になったということで突然のキャンセル（泣）。なんとまあパイロットが現れなかったのだ。アメリカンエアラインはなかなかすごい航空会社だ。時間的にその日の代わりの便はない。明朝１０時の打ち合わせに間に合うか心配だったが、朝一番の振り替え便があるとのこと。
その夜はオヘア空港近くのホテルで一泊し、翌朝６時過ぎの便でシンシナチに向かう。これで、サンパウロ便に加えて２回目。天候で欠航になった経験はこれまで数回あるけれど、人的理由によってフライトがキャンセルされたのは数十年の出張経験で初めてだ。米国の航空会社のコストダウンのしわ寄せか？それとも米国経済の変調の予兆か？
ところで以下のニュースに注目したい。
オバマ大統領が「アメリカ人は金銀の取引を行ってはならない」という貴金属取引禁止法案にサインしたらしい。この法律は７月１５日から施行される。ということは、ドルが紙切れになる前にドルを金に替えることができなくなるということか？
【参照】陽光堂主人の日記より
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