明け方4時半ころ目が覚めるとちょうどNHKラジオ深夜便の「こころの時代」の放送。
ぼんやりと聞いているうちに感動してしまう。最近涙腺が緩くなっている。特に、明け方の無垢の心には、まるでスポンジのようにしみ込んでしまう。
無垢なのは夜明けの時間帯だけ(+_+;)\パコッ!
「やまもとかつこ」って誰なんだろうかと、グーグルで検索すると、山元加津子さんという金沢出身の養護学校の先生。1957年金沢市生まれ。富山大学理学部卒業。
障害をもって生まれ、そして亡くなった雪絵ちゃんの話に泣いてしまう。雪絵ちゃんが伝えたかったことが語られる。
アフリカの「鎌状赤血球貧血症」という病気の遺伝学的研究から、或る重大な事実が分かった。
マラリアに強い「鎌状の血液」の遺伝子を持った人が存在するときには、鎌状血液のために障害を持っている人も一定の割合で必ず生まれてくる、そしてそのことによって、マラリアに耐性の健常人が生き残ることができた、という遺伝学的な事実。
言い換えれば、もし、鎌状血液を持ち、身体に障害を持っている人がいなかったら、健常な人々も存在することができず、マラリアによって絶滅していた筈だ。だから、その障害を持った人たちはとても重要で必要な人たちだった。
自ら難病で苦しんでいる作家で遺伝子学者の柳澤桂子さんの言葉。
「ある割合で、障害をもつ人たちや病気の人たちが生まれるわけですが、その人たちは、自分の代わりに障害や病気を受けとってくれたのです。ですから、みんなでそうした人たちに、一生懸命尽くさなくてはならないと思います」
そのことを世の中の人々に伝えてほしいと言い残して逝った雪絵ちゃん。
詳細は以下の山元加津子さんのサイトに。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/omottakoto/yukietyannnonegai.html