Orbis

 嫁様を誘って某キャンピングカービルダーまで遊びに行く。車載用発電機の開発と改良を精力的にやっているビルダーである。
 ラテン語で「天空」というすばらしい名前のキャンパーをもう一度見せてもらう。
 その名「Orbis」はラテン語で天空という意味の他に、円環、輪、循環、回転、周期、運動、月や太陽の円い面 などの意味があるらしい。またorbis terraeh は世界、地球、人類の意味となる。英語のorbitはこのラテン語のorb(惑星の円軌道)が語源らしい。
 Orbis。なかなかいい名前ではないか。
 「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」というホルヘ・ルイス・ボルヘスの不思議な短編小説もある。
 Orbisの中で楽しいひとときを過ごす。ギューっと凝縮された家屋が車体の上に造形された不思議な乗り物。嫁様は「まるでオママゴトみたいね」と言う。

 燃料電池の導入について聞いてみたが、まだ日本では前例がないとのこと。今後の課題として情報が入ったら教えてもらうことにする。コストに対する得られる電力と耐久性が検討課題か。
 もし将来キャンピングカーを持つことになったとしたら是非とも実験的に搭載してみたい気がする。なんでも実験の精神。

Orbisには頭に立派なこぶが(バンク)あります。バンクベッドがとても広くて使いやすそう。