早朝のTBSラジオで、ある脳生理学者の方が、最近社会問題になっている「いじめ」といじめに起因する痛ましい自殺の問題について明快な話をしていてなるほど、と思いました。
それは、いじめとは、人間がみんな持っている「爬虫類の脳」が起こしていることである、ということです。たとえば、コブラが獲物を威嚇する行動のようなもの。
人間は進化の過程で、爬虫類の脳と哺乳類の脳と人類の脳の三つの脳を積み上げて自らの脳を創りあげてきた。つまり、人間の脳は3層構造のビルのようなもの。いじめは、最も古い爬虫類脳が関与しているのであって、これを止めることは容易にはできない。不可能。
いじめはいけないことです、といくら言ったとしても、いじめを止めることはできない。たとえば、最近、いじめの被害者である子どもたちを集めて救済のための小さな学校をつくった人が、結局、その学校を止めたしまった話しがある。なんと、被害者である子どもたちのなかで、いじめが起こってしまったのです。_| ̄|○
でも、解決のヒントはあります。ここからは僕の思いつき。
江戸時代の子どもたちにも「いじめ」はおそらく在ったと思いますが、いじめを苦にして自殺するようなことはなかったのではないか。共同体のなかのコミュニケーションが、おそらく、人間の中の爬虫類脳の横暴をうまくコントロールしていたのではないでしょうか。←根拠不明(+_+;)\パコッ! いずれにしても、現代においては、江戸時代の長屋のような八っつぁん熊さんのような、いじめを笑い飛ばすようなコミュニケーションを可能にする共同体が消滅してしまっているっていうことでしょうか。