2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

転用論

朝の駅までの武蔵野通りでインスピレーションがきた。以前から「転用」について考えてきた。これは進化論でいう前適用たとえば、笑いは系統発生的には、子音の発生のためのオシレータとして開発されたすぐれたメカニズムであったらしい。この笑いが人類の言…

午後より雨

軽井沢のセントメリー教会にて姪っ子の結婚式出席。

小林秀雄

小林秀雄の「感想」を読む。これは凄いと思う。私は小林秀雄全集のこの巻だけ買った(8000円)。ベルグソンよりもベルグソン的。記憶は脳髄に収納されるという常識的な理解を否定するベルグソン。あるいは、知覚や思想は脳髄が創り出すという常識をベル…

久しぶりの晴れ。やっと春が来た。次男は塾。三男は七田。長男は昼からテニスクラブ。

伊勢史郎再読

伊勢史郎を再読。遺伝子の複製とミームの複製。遺伝子の複製に限定された行動がネアンデルタール人の生活ではなかったか。ただし、ネオテニー化した遊びや好奇心に駆動された行動はネアンデルタール人にもあったのではないか。そうでなければあのような緻密…

くもりのち夕方より雨 午前中ばたばた。午後は横浜の工場まで出張。信州大学の先生との共同発明。

2種類の快レバー装置

ホモエレクトスやネアンデルタール人の技術的知能の秘密を解明したい。さらに現生人類の技術文明の起源についても、伊勢史郎やミズンの認知的流動説で解明できるのではないか。つまり、類人猿と直立猿人の決定的違い、さらにネアンデルタールと現生人類の決…

昔の仕事仲間からご招待を受ける。新橋汐留のカレッタ汐留47階のジパングにて会食。午前様。

俳句

鳥めざめ山めざめたり春の朝

ネアンデルタール・ミッション

赤澤威(あかざわたける)の「ネアンデルタール・ミッション」はすばらしい。シリアの洞窟でネアンデルタールの2歳児の人骨を発見。ほぼ完全な骨。赤澤さんのネアンデルタールへの思い入れは理解できる。現生人類との関係やネアンデルタールが埋葬や炉床の…

俳句

今朝の句。駅に向かう山道にて。 ホーホケキョ、谷ひびきたり、奥武蔵

技術の起源論

技術の起源論が行き詰まっている。ネアンデルタール人で行き詰まった。現世人類とネアンデルタール人とは系統が別であり、両者は共存しながら、3万年前にネアンデルタール人は絶滅した。しかし、彼ら彼女らはすぐれた技術的知能を持っていた。なぜか。なに…

三男の音楽教室のグルコンの日。9時20分に音大に。練習をさほどしないわりには、上手く弾いた。昼はスパゲッティ。風呂のお湯の故障。共友の碇谷さんに来てもらう。午後、長男のテニススクール見学。ヤオコーにて買い物。

ジュンク堂にて小林秀雄の「感想」など購入(2万5千円也)。 澤口俊之によれば、ドーパミンなどの脳内伝達物質の異変と自閉症や分裂病が関係しているらしい。自閉症とドーパミン受容体の現象が関係ある。前頭葉の損傷によって知能は変化しないが、社会性や…

俳句

今日の朝の句。早朝、おばあちゃんがとぼとぼと歩む老犬を散歩させていた。紅梅があざやか。 紅梅や老犬老女に従いぬ

対称性人類学(中沢新一)

朝の電車の中で鑑定書の推敲をして、午前中に完成。会心の出来か。 身体から分離した人工物としての石器。身体から分離した音声。 中沢新一の対称性人類学を再読。

引き算としての技術 

「引き算」としての技術。このテーマで何か書けそうだ。蜘蛛の巣やビーバーのダムやチンパンジーのシロアリ釣り用道具や葉っぱスポンジに引き算はあるか。それこそが問題だ。ネアンデルタール人の製作する石器の美しさ。美しさががあるとしても、それは蜂の…

夜回り先生

早朝4時半頃FENを聞く。さらにNHKのラジオ深夜便を聞く。夜回り先生、水谷修(戸塚高校夜間教師)の話は感動的。どんな非行少年にもかけがえのない宝、この世に一つしかないすばらしいものをもっていること、そばにいて抱きしめてあげるだけのこと、…