伊藤詩織さんの訴え、捜査を検証する「超党派の会」発足

これは朗報です。


モリ・カケ・ヤマ問題のうちの「ヤマ事件」に少し進展があるようです。

野党の有志による伊藤詩織さんの訴えと官憲の捜査を検証する「超党派の会」が21日発足。


特に、お孫さんもいる武闘派の森ゆうこ女史が頑張っておられます。力強い。


森ゆうこ議員の過去の武勇伝。



検察の闇にも詳しく、こんな本も書かれています。





森ゆうこさん、この際、安倍官邸によるおぞましい権力犯罪を徹底的に暴き出してくださいね。期待しております。


●伊藤詩織さんの訴え、捜査を検証する「超党派の会」発足
朝日新聞
2017年11月21日20時13分
ジャーナリストの伊藤詩織さんが訴えているレイプ被害への捜査や、検察審査会のあり方を検証する国会議員による「超党派の会」が21日、発足した。初会合では警察庁法務省の担当者に経緯の説明を求めたが、「不起訴事案」などとして答弁を控えた。
 伊藤さんは2015年、元TBS記者の男性と都内で飲食した際、意識を失い望まない性行為をされたとして警察に告訴。準強姦(ごうかん)容疑で捜査されたが、男性は嫌疑不十分で不起訴処分となった。今年5月、検察審査会に不服申し立てをしたが、9月に「不起訴相当」の議決が出た。
 国会内で開かれた初会合には民進、立憲民主、希望、共産、日本維新の会、自由、社民、沖縄の風の野党各党・会派から約20議員が出席。呼びかけ人の森ゆうこ参院議員(自由)は「逮捕状が発付されたにもかかわらず、直前で取りやめになった。国会が厳しく検証すべきではないかという意見が寄せられている」と話した。(南彰)

●ようやく本腰 野党超党派で“詩織さんレイプ事案”徹底追及
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218123
「記録にない」「記憶にない」の繰り返しになってしまうのか――。

 21日、参院議員会館で、野党議員が超党派で「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」を立ち上げた。

 安倍首相と昵懇の元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(51)が、ジャーナリストの伊藤詩織さん(28)を2015年4月にレイプしたとする疑惑が主眼だ。

 呼びかけ人は、自由党森ゆうこ参院議員や立憲民主党阿部知子衆院議員、希望の党柚木道義衆院議員ら8人。維新も含めて全野党が、きのうの検証会に参加し、警察庁法務省からヒアリングを行い、山口氏への逮捕状が逮捕直前に執行停止になった経緯についてただした。

 この問題の最大の焦点は、警察上層部がレイプ事件の捜査に介入し、山口氏の逮捕にストップをかけたのかどうかだ。レイプを告発された山口氏が、安倍首相と極めて親しいために、疑いを招いている。

ところが、省庁側は、この日も「個別事案についてはお答えできない」の一点張り。逮捕状の執行停止を「決裁」した中村格警察庁総括審議官(当時、警視庁刑事部長)の「決裁文書」については、「把握していない。文書を残すかどうかは場合による」(警察庁)と答え、議員らが「オカシイよ、それ!」と語気を強める場面があった。

 詩織さんが、レイプ事件を訴えてからすでに半年。やっと全野党が超党派で結集して“詩織さん事案”の追及に本腰を入れ始めた形だ。それにしても、なぜ、野党の動きはここまで遅れたのか。

「恐らく理由は2つです。1つは、今年9月に検察審査会で『不起訴相当』の判断が下され、刑事事件としては一応の決着がついたこと。もう1つは、民進党が事実上解党したことで追及しやすくなったことでしょう。事件を握りつぶした張本人と言われている中村格総括審議官は、民主党政権時代に官房長官秘書官を務め、自民が政権を奪取した後も留任している。民進党は、民主政権時代の弱みを握られているからか、あるいは恩義があるのか、これまで中村氏の捜査介入疑惑について国会で大きく取り上げられなかったようです」(永田町関係者)

 要するに、民進党が分裂した今、中村氏に“忖度”する必要はなくなったというワケ。今後、国会の場で焦点となるのは、まさに「不当介入があったか否か」である。どこまで証拠を出させることができるか、野党の本気度にかかっている。