音絵本とモッタイナイ音楽(守時タツミ)


早朝のNHKラジオ深夜便で守時タツミという音楽家の「音絵本(おとえほん)」の話がおもしろかったのでメモしておきます。



守時タツミ/音楽プロデューサー・ミュージシャン
 
キーボードプレーヤーとして音楽活動を開始。コンサートツアー、レコーディングから、アレンジ、プロデュースまでこなす。今まで関わったアーティストは、佐野元春ザ・ハイロウズKinki Kids藤井フミヤ、hitomi、田村直美からClementineにまで至る。また、Carmine Appice、Tony Franklinらで結成されたPearlのツアーにも参加。後にベネチア映画祭招待作品『千年旅人』など映画音楽も手がけるようになる。2007年より「100年後の子どもたちへ」という思いでdecibelを立ち上げ、iTunes Storeをメインに活動を展開する。ナレーションと音楽で綴った昔話、"おとえほん"をはじめ、"おやすみオルゴール"、"MOTTAINAI SOUND"、"photo theater"などの企画、プロデュースを手がけ、高い評価を得ている。現在、MOTTAINAI Lab.の研究員としても活動中。




「おとえほん」とは何か?

おとえほんは、絵と文章で描かれた従来の絵本に対して、新たに「音楽」という要素をとりいれたものです。その音楽は単にBGMではなく、ストーリーと完全にシンクして絵本の背景を繊細に物語ります。従来の見る絵本だけではなく、聴く絵本をコンセプトに考えてみました。言霊を持った女優さんのやさしい語り、素敵なイラスト、老若男女楽しめるオーケストラ・サウンドの3つで構成されています。感受性豊かなお子様に育ってほしいという想いが1つ1つの作品に詰まっています。ほんのちょっと手を休めて、音楽家守時タツミプロデュースによるおとえほんを親子一緒に楽しんでみてください。


守時さんの音楽と南果歩さんや鶴田真由さんのナレーション(語り)のコラボがなかなかいい。

子どもたちは案外聴覚が敏感で想像力が豊かだ。

「おとえほん」は肉声による語り(ものがたり)と音楽の組み合わせで聴覚を刺激して子供たちの創造力と想像力を引き出す。

視覚的映像よりも効果があるのではないか。(映像が与えられれば、想像力が固定されて羽ばたかない。)

絵本の読み聞かせと併用するのもいいかも。



以下のYouTubeはほんのさわりだけですが、こんな感じ。

●こびとのくつや(おとえほん世界昔話【1】)
https://www.youtube.com/watch?v=0xxYzbKC2og


おとえほんの他に、守時さんは、環境音楽にも力を入れている。日本各地のフィールドで収録した自然界の音や環境音と音楽のコラボ。モッタイナイ音楽と名付けている。




【参考】

●おとえほんのサイト
http://www.otoehon.com/06/


●守時タツミさんの公式サイト
http://www.decibel.jp/contents/


MOTTAINAI Lab.の研究員ブログ
http://blog.excite.co.jp/mottainai-lab/i19/


●モッタイナイ・サウンドの試聴サイト
http://mottainai.info/sound/