中国の特許出願が日本を抜く

中国が日本を抜いて世界第2位の特許出願件数(39万件)。

ここ数年の中国の伸びはすごい。知的財産の分野においても、眠れる獅子が動き始めた。

先日お会いした中国の或る弁理士の話によれば、2015年までに中国の特許出願は75万件になる予定とのこと。アメリカを抜いて世界トップの知財大国になる。これは国家戦略としてそうするらしい。

量よりも質が重要だ、などと茶化す人もいるが、量によって質が劇的に変化するという量質転換という話もあるし・・・

http://japanese.cri.cn/881/2011/12/21/241s184537.htm
WIPO、「中国は世界2位の特許申請国」2011-12-21

 世界知的所有権機関(WIPO)は20日ジュネーブで、報告書を発表し、「2010年、中国は日本を越えて世界第2位の特許申請国となった」としています。
 報告書によりますと、2010年、中国特許部門が受理した特許申請件数は2009年より24.3%増の39万1200件に達し、世界で第2位になりました。1位は、依然としてアメリカです。また、中国の特許申請件数は10年連続して急速な成長を保ち、2001年から2010年までの10年間、年平均で22.6%増加したということです。
 世界知的所有権機関のフランシス・ガリ事務局長は、この日の記者会見で、「中国の知的所有権保護関連の登録が急速に増加しているのは、主に研究開発分野への投入が増え、新しいものを作り出す能力の向上スピードが速いからだ。中国では知的所有権保護と新しいものを作り出す能力の間に好循環が形成されつつある」と述べました。(玉華、高橋)