友人と昼食を共にする。最近、奥様を脳梗塞で亡くされた。すこし励ましてあげようと思って誘った。いろいろと話を聞く。
 奥様は僕と同年生まれ。子育てが終わってお子さんたちは独立し、これから夫婦二人の人生を謳歌しようとしている矢先の出来事。奥様はドナー登録をされていたそうで、角膜と身体の皮膚を献体されたとのこと。生前は目の不自由な人のためのボランティア活動もされていた。たいへん立派な方です。角膜を移植された方々からの感謝を込めた手紙を見せていただいた。友人は「妻の体の一部がまだ生きているような気がする」といっていた。角膜は死後10時間程度は大丈夫とのこと。現在角膜移植を待っている人がたくさんいる。