午後4時過ぎにミー子が天国に旅立っていった。この一週間家族みんなで看病し、ミー子にとっても安らかな時間であったと思う。
 覚悟はしていたものの、快復に一縷ののぞみを抱いていたが、やはり現実は厳しかった。
 家人によると、息を引き取る直前にヨロヨロと自分でトイレをしその直後に倒れ息を引き取ったとのこと。最後まで律儀な猫だ。

 夜、ミー子の体をお花で飾ってあげる。
 みんなミー子のことが大好きだった。
 君は最高の猫だった。パーフェクトだ。
 瀕死の状態の捨て猫だった君が元気になって瞬く間に過ぎた3年間は、ぼくたちにとってもとても充実した楽しい日々だった。
 さようなら。
 そして、ありがとう。

 一昨日、少し元気が回復して、大好きだった木登り台の一番上まで自分で登ってひとときを過ごしていた。