紙芝居がやってきた

紙芝居がやってきた! (らんぷの本)

紙芝居がやってきた! (らんぷの本)

 紙芝居は諸外国には存在しない日本独特の文化でした。むかしむかし昭和という時代に紙芝居屋という職業がありました。夕焼けの彼方から紙芝居と水飴を自転車に積んでやってくる不思議なおじさんがました。
 おどろおどろしい夢のような世界、奇想天外、荒唐無稽の物語のはじまりはじまり。紙芝居おじさんを取り囲む小さな空間に異次元の場所が出現し、子どもたちはみんな生き生きと吸い込まれ虜になった。そんなステキな文化が昭和の時代にあったのですね。