希望19:35

311から今日まで、毎日寝ても覚めても悪夢を見続けている感じだ。これが現実なのだろうか。被災者の方々のことを思い、こころの中で毎日泣いている。日本国民みんな同じ気持ちだろう。

しかし、反面、日本人を信じる心境も日々強くなっている。日本の人々はこんなことでは簡単にへこたばることはない。そんなことはこれまでなかった。歴史的に。太平洋戦争で国土は崩壊し、焦土と化し、300万人の人々が犠牲になった。しかし、敗戦後数十年で、世界一の経済大国に蘇った。なにがあろうと、よみがえる民族が本来の日本ではなかったか、と思うと、逆に勇気が湧いてくる。泣きながら、祈りながら、がんばろう。

大前研一氏の見解13:50

キャンピングカー・オルビス・イオのオーナーである大阪在住のかわいいHEROさん(http://hero2006.sblo.jp/)からの情報で、大前研一氏のYouTube(3/13の画像)が勉強になります。多謝。
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ

ちょっと希望がわいてきます。

福島原発の3号機は「プルサーマル」であることをはっきりコメントされている(マスコミは一切このことを隠しているようだ)。プルサーマルプルトニウムを使用している。
・今後は原子力発電を続けることは無理だろう。世界的にも。
・今回の事故のレベルは、スリーマイル以上チェルノブイリ未満のレベル。
原発無しの状況での電力供給は、LEDの普及と家電製品の効率30%アップで対応可能である。

武田邦彦氏の原発情報12:00

中部大学の武田邦彦氏による最新の原発情報がアップされているので転載。今回は、原子力安全・保安院の化け物性について解説されています。

なるほど。それで、あのように異様にふてぶてしい態度なのだったのね。納得。

ところで、気象庁は一刻もはやく放射性物質が風の流れでどのように分布していくか、情報を流して欲しい!!

(以下転載)

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原発 少し落ち着いたので・・・「保安院という化け物」

原発は2号機の格納器が破壊されたことで一段落した。周辺の放射線は徐々に上がっていくだろうが、福島県民をはじめ、付近の方が逃げることもできる状態になった。

その意味ではやや私も気持ちがおさまった。

そこで、政府やマスコミなどからの情報をより正しく理解するために関連のことを書いておきたいと思う.
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【なぜ、保安院の人は謝らずに威張っているのか?】
日本の原子力行政は、原子力委員会が推進、原子力安全委員会が抑制ということになっていたが、政府がいつの間にか、原子力安全・保安院というのを作り、「抑制機関無しの原子力行政」を始めた。
そのため、安全を考えて抑制する立場だった「原子力安全委員会」は国民に代わって、直接、原子力の安全を守ることができなくなった。

原子力安全・保安院は全権を持ち、電力会社や原子力安全委員会などに強い影響を持つようになった。これがテレビで見た保安院の人の傲慢な態度にあらわれていた。

保安院は常に原発に口を出し、俺の言うことを聞かなければ認可しないぞと言い、そして現場を知らないという状態で推移していた。
このことが「地震で破壊する原発」を作ってきた原因であり、さらに「震度6など想定していなかった」とか「地震対策はしてきたが、津波が起こるとは知らなかった」などという奇妙な言い訳を作り出す原因にもなっている.
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テレビにでた保安院の人は謝りもせず、傲慢な態度に終始した.これは「事故は俺が起こしたのではない」ということだが、「原発の安全に責任を持つ」という気持ちが無い人が、「原発の安全規制の権力を持っている」ということだからだ。

彼らは規制について強い権限を持っている.だから電力会社は認可をもらうためにペコペコしなければならない。でも事故が起こったら知らない顔をする・・・役人が入るとこのようになる。
今、事故が進行中だが、保安院は登場しても混乱するだけだ。東京電力と政府だけで進めてもらいたい。

また気象庁は全力を挙げて風向と、原子炉からのガスがどのように流れるか、コンピュータを使用して早く全力で計算して欲しい.

気象庁はこのような時にこそコンピュータを国民の安全のために使い、何時、どこに放射線物質が移動するのか、ハッキリして欲しい.
平成23年3月15日 執筆)

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(以上、転載終わり)

節電キャンペーンの真意10:00

福島原発事故のために計画停電をして国民を混乱させなければならない十分な理由はあるのだろうか。

現時点の確かなデータを確認したわけではありませんが、日本の総発電量は1億2000万キロワット。そして今回の福島第1・第2の事故以前の発電量は520万キロワット。総発電量全体に対する福島原発の発電量の割合は、わずか4.3%。ちょっとした節電、あるいは他の休止している発電施設をフル稼働させることで電力不足は回避できるのではないかとも思ってしまいます。よくわかりませんが。

「電気が足りない!」というキャンペーンは、「原発が無くなると大変なことになりますよ」というプロパガンダの可能性あり? と思うのは考えすぎか。

福島第1原発2号機で爆発音?08:00

今朝6時14分頃、福島第1原発2号機で爆発音。従業員は待避を開始した。原因の詳細は不明。極めて異常な事態。放射性物質が原子炉格納容器の外部に漏れ出している可能性あり。

最悪の事態が進行しつつあるとの解説者の話。

武田邦彦氏の緊急情報(4)06:20

武田邦彦氏による原発緊急情報(4)がアップされているので転載。

(以下転載)

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福島の東京電力原発は非常に難しい段階に入り、付近の人はとても不安なことと思います。

福島第1発電所は1号炉が水素爆発を起こし、続いて本日、三号炉が水素爆発、続いて2号炉も冷却水が回らなくなったようです.

3号炉の爆発で10人程の方が負傷したようですが、どのような作業をしておられたか、すぐにでも発表が必要でしょう.

ところで、原子力発電所で起こる爆発として水素爆発、水蒸気爆発、核爆発の三つを上げました。

水素爆発や水蒸気爆発は原発でなくても起こることですので、比較的理解しやすいのですが核爆発は特別なもの等で、ご心配と思いますので、少し解説を加えておきます。
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ウラン同位体のうち、ウラン235と言われる元素は不安定で、ある状態で連続的に核反応し、爆発します。

核爆発のタイプは二つあります。一つは広島の原爆のように金属の塊が一度に爆発する形です。これは爆弾に使われます.

もう一つは、原子力事故として知られているのですが、水などに溶けたり混じったりしているウランが連鎖反応を起こし爆発するケースです。

金属の塊を爆発させるときには、純度の高いウラン235が必要で、普通では90%以上のウラン235が使用されます。これを兵器用ウランということがあります。

これに対して原子力発電所等で使われるウランはウラン235が3%から5%くらいで濃度が低く、そのままでは核爆発を起こしません。

ただ、このようなウランでも水の中にあると臨界に達します。これが逆に原発の原理ですが、原発は爆発しないように慎重に運転します。

つまり「原発」とは「緩やかな核爆発を起こすように制御している」と言っても良いのです.また、私自身は金属の場合や溶液の場合にどのぐらいの量のウランがあると爆発するか知っていますが、これは今回の原発事故と直接関係がない原爆を作る知識ですので、ここでは書かないことにします.ただ、溶液の時の方が数分の1で爆発することと、原発の中はそれを遙かに上回る量のウランがあることは確かです.
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ところで、福島原発の中には発電用のウランが入っていますから原爆とまったく同じ爆発が起こるということはありません。しかし、ウラン235の濃度の低いもの臨界に達しますと高熱になり圧力が上がり、強い放射能を持った溶液が大量に発生します。

かつて東海村で起こったウランの臨界事故はこのタイプ(溶液の爆発)です。

もしも、プールのようなところで起これば、沸騰して飛びちり、近くにいる人は瞬時に全員死亡し、飛散した放射能を浴びた人も順次死ぬでしょう。

また、原子炉のように圧力容器中に入っていて制御できない形で臨界に達した時に、どのように爆発するかということについては私も今まで論文等を見たことがありません。

私は、第2次世界大戦の時代から冷戦の時代にかけてアメリカで起こった臨海事故を勉強したのですが、発電用のウラン程度の低い235の場合でも相当程度の犠牲者を出している場合があります。

福島の原子力発電所の場合、地震と同時に制御棒が入って有効に働いていると思いますが、電気が使えない状態でどのように処理されたのかデータの発表はありません.
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そこで、今では「東京電力がホウ素を使った」ということが唯一の情報ですが、これは原子炉内で何らかの中性子の発生に異常があったということを示しています

炉内で臨海が制御できなくなったときに、全体としてどのぐらい危険かまだ何もわかっていない段階ではないかと心配しています。
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もう一つは原子炉内にあると思われるプルトニウムの問題です。

プルトニウムの特性については、一般的には猛毒であると知られています。本当にどのくらいの毒性があるかはなかなかわかりにくく、わたくしもプルトニウムの毒性について調査しても一般に言われていることと違うデータもありました。

ただ、一般的にはプルトニウムは猛毒だと言われていますし、また、核反応をする量も少ないので、もしかすると、福島の原発の中に飛散すると危険な程のプルトニウムや核反応に寄与する量がある可能性があります。

ただこれもデータを見てみなければわかりません。
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いずれにしても、原発の爆発事故では、水素爆発、水蒸気爆発、核爆発の三つがあるということは間違いありませんし、核爆発と言っても、金属の塊が爆発する場合と液状のウランが臨界に達する場合とでは様子は違います。

なにしろ、現在の福島原子力発電所では3号炉が水蒸気爆発して10名程度の方が負傷しても説明がないので、一体どういう作業をしているのかということすらはっきりしません。

おそらく、現在の福島原発の内部はかなりの放射能があるでしょうから、作業員の人も可哀想です.もう少し状況を説明して欲しいものです。
平成23年3月14日午後 執筆)

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(以上、転載終わり)

フランス核安全局の見解6:00

時事通信 3月15日(火)5時41分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000027-jij-int

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【パリ時事】仏核安全局(ASN)のラコスト局長は14日の記者会見で、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故の深刻さについて、史上最悪とされる旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)ほどではないものの、米スリーマイル島原発事故(79年)を上回るとの見方を示した。AFP通信が伝えた。

事故の深刻さを示す国際原子力事故評価尺度(INES)のレベルで、チェルノブイリ事故は最も重い「7」、スリーマイル島事故は「5」。ラコスト局長は会見で「日本の関係者と話した」とした上で、福島原発の事故は「レベル5を上回り恐らくレベル6に当たる感覚だ」と述べた。 

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原発事故5:30

今、朝の5時半頃。第2号炉の状態が気になる。NHKラジオを未だ報道していない。気になる。

植草一秀氏のブログが更新されている。


以下、部分転載。

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 東京電力の記者会見を見ても、緊張感がゼロである。

 この意味で、近隣住民の避難については、初動対応として100キロ半径の住民の避難を実施すべきであった。2キロ→10キロ→20キロと、対応が後手後手に回り、無理な時間帯の避難命令で、多数の住民がいまも避難できない状況に置かれている。
 
 枝野幸男官房長官は、楽観論だけを述べ続けながら、段階的な後退を余儀なく迫られてきているのだ。
 
 福島原発から漏出している放射能濃度についても、政府および当局は、正門付近などの定点観測値しか発表してきていない。
 
 福島原発近辺の風向きから判断して、第一原発3号機爆発に際しても、汚染物質は北東ないし北北東の方向に流出したものと考えられ、風上の観測地点の放射能値が低くても不思議はない状況であった。
 
 爆発が発生した際の爆煙を直接採取しなければ、真実のリスクは測定不可能なはずである。爆煙そのものを採取もせずに、風上の定点観測地点の放射能濃度データをもって安全宣言する安易さがまったく理解不能である。
 
 公表されている正門付近の放射能濃度は、爆発や蒸気放出によって放出されている放射能濃度とはかけ離れて低い数値になっているはずであり、東電は、爆発気体や放出ガスそのものの放射能濃度を計測して、隠ぺいせずに公表するべきである。
 
 3号機爆発の際に11人の負傷者が発生しているが、負傷者の負傷の程度、被爆の状況についての情報も十分開示されていない。
 
 また、新たに炉心溶融の恐れが高まっている第2号機の炉心溶融が進展するなら、最悪のケースでは、第2号機の炉心爆発の可能性も否定できない。ここまで事態が悪化すれば、事故現場に人間が接近することすらできなくなり、広範な地域が死の地と化すことになる。
 
 他方、無計画な計画停電が大きな混乱をもたらしているが、停電実施に際しては、国民生活の視点から、鉄道を中心とする公共交通機関への影響を綿密に検討することが最重要である。公共交通機関への電力供給を最優先して、その他の手法での使用電力削減の方策が検討されてしかるべきである。
 
 菅直人氏は東京電力計画停電の申請を了承したと記者会見で発言したが、東電からの申請を右から左にそのまま了承するのではなく、国民生活防衛の視点から、東京電力と細部の詰めを行うべきであったことは言うまでもない。
 
 当面、4月末までと伝えられている停電が、このような形で公共交通機関を全面的に巻き込む形で強行されるなら、日本経済にこの面からだけでも甚大な影響を発生させることになる。
 
 いまからでも遅くない。公共交通機関への影響を最小限にする形での、使用電力削減の方策を再検討するべきだ。
 
 東京電力からの申請を、内容を吟味もせずに了承しておいて、問題が発生した後で、その責任を東京電力だけに押し付けるのでは、政府など存在する意味がない。

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