武田邦彦氏の緊急情報(3)13:58

武田邦彦氏による原発緊急情報(3)がアップされているので転載。

(以下転載)

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福島の原発事故で、今、一番の問題は「核爆発するか」ということだ。

一昨日から東京電力は「ホウ素」を原子炉に投入し始めた。情報が不足しているので、正確な判断ができないが、原理原則から言えば次の通りである.

現在の状態で「原子炉が爆発する」可能性は3つある。

1) 水素爆発: 露出した燃料に水が接触して水素を発生し、炉の外にでて酸素と結合して爆発する(化学反応)、
2) 水蒸気爆発:高温の物体に水が接して急速に水蒸気になり、その体積膨張で爆発する(物理的爆発)、
3) 核爆発  :燃料が溶けて固まり臨界状態に達して原爆となる、
水素爆発はすでに福島第一の1号炉で起こっている.水素爆発すると建屋が吹き飛ぶので、周辺の人はビックリするし、若干の放射線が漏れる可能性がある。

水蒸気爆発は炉の内部で起こる可能性が高いので、水素爆発よりやや危険側にある。

核爆発は原爆と同じだから、付近は全て消滅するだろう.
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福島原発地震直後に連鎖反応は止まっていると考えられる.そして現在の発熱は核反応ではなく、放射性物質の崩壊熱と考えられる.

もし崩壊熱だけなら中性子の吸収は関係がないので、ホウ素はなんの役にも立たない。つまりホウ素は中性子を吸収するもので、崩壊を止めたりゆるめたりはできないからだ。

核爆発や原発はウランが核分裂する時にでる2.4ヶの中性子の連鎖反応を利用している.だから、ホウ素を加えるということはウランの核分裂を止めるためのものだからだ。

東電は、炉が使えなくなる危険を冒してホウ素を投入しているのだから、なぜホウ素を投入するかを保安院に報告して了解を取っているはずだ.

もしその了解が「核爆発を止めるため」というなら、それを真っ先に国民に知らせなければならない。そして国民は「原爆」と同じ避難をする必要がある。
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このようなことを判断するときには「炉が溶融していることを政府が認めたか」などではなく、科学的な判断が可能なデータを直ちに公表することだ。

すでに福島の原発は事故を起こし、現在の状態をそのまま報告するのは東電と国の責任である.自分たちのメンツより国民の安全を考えて欲しい!!

テレビの解説者はホウ素の役割を知っているのに、理由を説明していない.原子力の専門家の方、勇気を持ってください。
平成23年3月14日 執筆)

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(転載終わり)

福島第一原発3号機が水素爆発12:20

11時頃、福島第一原発3号機が水素爆発と発表。爆発の映像を流しているのはなぜか日テレだけ。見たところものすごい爆発。NHKは爆発前と後の画像のみ。なぜだろうか。

3人負傷、7名不明(あるいは6名負傷?)。ということは、おそらくこれら10人の方々は即死したということではないだろうか。もし、そうであれば、ご冥福をお祈り申し上げます。

その後、12:31時点での報道では6名負傷とのこと。

計画停電の真相09:02

今、朝の9時2分。この地域もあと20分ほどで停電になる予定。

植草一秀氏の今日のブログ。

今回の計画停電は、原子力発電所の必要性をアピールするためのデモンストレーションという側面があるのではないか、というコメントに留意しよう。

以下、部分転載。

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 計画停電の発表があったが、原子力以外の発電能力をフル稼働する前提での計画になっているのかという疑問が浮上する。
 
 もっとも限界的な発電方法は火力発電になるが、火力発電は、原油価格が高騰しているため、もっとも高コストの発電方式になる。この高コストの発電を抑制するために、計画停電するというのなら、これは許されない本末転倒ということになる。
 
 まさか、そのような計画になってはいないと思われるが、電力供給能力の数値が1日で大幅に引き下げられたことなど、不自然な点が多いのも事実である。原子力発電所の必要性をアピールするためのデモンストレーションという側面が、万が一にもあったなら、まさに言語道断のふるまいである。ぎりぎり強制停電の措置を取らずに済む需給見通しが存在したとの疑いも払拭はできない。

 また、政府が節電を呼び掛けるなら、まず、政府部門内での節電を率先して実施するべきである。記者会見の会場も照明を半分程度に落とすべきであるし、首相官邸も必要不可欠な場所以外の照明は行わないなどの対応を取るべきだ。政府が電気を使い放題に使用して節電を呼び掛けても説得力はない。
 
 政府は、電力会社の方式別電力供給能力を明示したうえで、今回の計画停電の数値を分かりやすく説明する必要がある。計画停電であっても、市民生活に重大な悪影響を与える可能性が高い。電力会社は原子力発電で事故を発生させ、電力供給に支障を来している以上、水力、火力については、フル稼働を前提に供給体制を構築する責務を負っている。

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(転載終わり)

東日本大震災08:08

植草一秀氏のサイトの掲示板から転載します。今の我々の気持ちを代弁してくれているように思う。

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日本民族は不滅である
投稿者:マッドマン 投稿日:2011年 3月14日(月)06時17分50秒

2011年3月11日。私たち日本人は1946年8月15日の時点へ戻った。
福島が第2の広島・長崎になった。65年ぶりの国家危機だ。

65年前の焼け野原でも日本民族はがんばって生き延びた。あの時も政府、官僚、マスゴミ、は何もしてくれなかった。今回もあいつらに善意を期待しても無駄だろう。悪徳ペンタゴンの連中は「火事場泥棒」なのだから。

共生の精神で日本民族はいつの時代も生き延びたのだ。今回もそうだ。
日本国家が滅びても、日本民族は永遠に不滅である。アインシュタインの来日時の言葉「こんな人間が地上にいてくれて良かった」の驚愕は今回も世界の心ある人々に轟いている。

津波地震が天災であっても、原子力発電の事故は人災である。

東電、政府、マスゴミとCIAエージェント正岡力太郎(日テレ読売)が半世紀推進してきた国家戦略が誤りであることを正直に認め、緊急に修正すべきである。世界一の日本の技術力を以ってしても事故が起こる原発はもはや「時代遅れ」のエネルギーである。

日本人は世界に向かってはっきりとこれを宣言していくべきである。自然と共生しないようなエネルギー政策は誤りである。ロックフェラー、GEの55年世界体制はもう終わりにしようではないか。

電気使用の制限は多いに結構である。ただし、言論の自由の制限には抵抗しましょう。

こんな時こそ人々のつながり、言葉のやりとりが必要だ。インターネットの電気量ぐらい
思いっきり使わせてもらおう。

災害に遭われた方々への追悼と情報錯乱の回避のため投稿を控えていたが、今日から発言を開始します。
ツイッターアカウント;http;twitter.jp//madmanjapman)

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(以上、転載終わり)

福島原発事故07:13

欧州の核問題の専門家からのデータ提出要請を日本政府は拒否しているそうだ。

副島隆彦氏のサイトの掲示板から転載。

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先ほどベルギーに住む義弟より連絡が入りました。原発事故関係について、正しい情報が国民に伝えられているか、と。ベルギーのニュースでは、欧州各国の核問題の専門家たちが、現状を正確に分析して、対応策を練るために、事故現場のデータの提出を求めているのに対して、日本政府が拒絶していることを、伝えているそうです。

一刻を争う、多くの人命に関わる問題なのに、日本政府は海外経由からでも真実がバレぬように覆い隠しています。これが、今の日本を牛耳る官僚と政府と東電が、「国民のために」していることです。

私に難しいことはわかりませんが、そうまでして隠すほどの「甚大な、深刻な事態」に、私達の国が陥っていることを、かえって確信します。

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(転載終わり)