千載一遇の大チャンス(長谷川慶太郎)

千載一遇の大チャンス

千載一遇の大チャンス

 今回の金融危機について、副島隆彦氏や森田実氏の経済予測の本を読んだが、いずれも気が重くなるような話ばかり。小泉政権の5年間で日本はめちゃくちゃになってしまった。これからたいへんな時代になるので皆さん予防線を張って乗りきるしかない、という話ばかり。
 長谷川慶太郎氏の分析はこれらとはまったく異なる。先は明るい。元気が出てきます。

・今回の金融危機で一番有利な国は日本だ。
日本株はこれから大きく買い直される。
・米国主導体制は揺るがず、日米枢軸の世界経済は21世紀の人類にとって大変明るい時代をもたらす。
・今回の金融危機からは、日本は大きい恩恵を受ける。千載一遇の好機である。 

 なぜにこのような予想になるのか。長谷川慶太郎氏の長年の分析から、その理由は、ひとつには日本の金融機関はものすごい努力によってかつてのバブル崩壊による危機を既に乗り越えた経験があるということ、そして二つ目は、日本の技術力。特に日本の製造業と技術革新は地球上でもっともすぐれているということ。希望がもてます。